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医療・福祉 2019.06.06

日本マイクロソフトとアステラス製薬が連携、MRで患者の病気への理解向上図る

日本マイクロソフト株式会社アステラス製薬株式会社は、MR(Mixed Reality/複合現実)を活用した、医師と患者のコミュニケーションを支援するソリューション開発において連携します。MRを通じて、患者が病気に対する理解を深めることを目指します。

患者はMRデバイス「HoloLens」やその次世代版である「HoloLens 2」を装着し、デバイスを通して臓器や骨などの映像や画像を見ながら、医師から病気の説明を受ける仕組みを構築します。

患者の疾患への理解を助ける

日本では医療機関を受診する外来患者の9割以上が、医師から病気や症状についての説明を受けており、骨粗しょう症などの一部の病気においては、「治療に対する理解の不足」や「服薬意義の理解の不足」などが課題とされています。

こうした課題を解決するため、アステラス製薬と日本マイクロソフトは、課題とされている骨粗しょう症などの疾患を最初の対象として、MR活用した疾患啓発コンテンツなどのコミュニケーション支援ソリューションを開発します。

本ソリューションの両社の役割としては、アステラス製薬が患者に病気やその治療の意義などを理解してもらうためのコンテンツの企画立案および開発、医療機関へのコミュニケーション支援ソリューションの提供などを担当。日本マイクロソフトは、本ソリューションの開発において、海外や他業種でのMR活用ノウハウの共有、技術支援などを行います。

アステラス製薬では、2019年後半から一部の医療機関を対象に試験的にこのソリューションの提供を開始し、2020年以降全国展開する予定です。

(参考)日本マイクロソフト株式会社


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