2022年5月31日、一般社団法人Metaverse Japanが、一般社団法人日本デジタル空間経済連盟およびNPO法人バーチャルライツとの相互入会を発表しました。同団体は、業界団体との更なる連携強化を図り、メタバース領域における政策提言やガイドライン策定に関する協業やメタバースネイティブへの理解の促進、イベントや勉強会・セミナーなどでの交流を図っていく、としています。
乱立した業界団体に「協調」の動きが
2021年の後半から、日本国内ではメタバース関連団体の設立が相次いでいます。「業界や企業の垣根を越えて最先端の情報や世界観を広く共有するハブ」として設立されたMetaverse Japanや、デジタル空間における総合経済団体として設立された日本デジタル空間経済連盟は、こうした流れで生まれた関連団体です。
一方で、バーチャルライツは2021年3月に設立され、メタバースネイティブやクリエイターの権利擁護と文化発信を目的として、先んじて活動しています。
【相互加盟の合意理由】
相互に加盟することで事業者のメタバース観を知ると共にユーザー・クリエイター目線の意見を提供できるのではないかと考えたため、相互加盟を行うことをメタバースジャパン様と合意させていただきました。
(正式な相互加盟の際に詳細をお伝えいたします)— NPO法人バーチャルライツ (@NPO_VR) May 31, 2022
Metaverse Japanや日本デジタル空間経済連盟は事業者側に、バーチャルライツはユーザー・クリエイター側に立つ団体であり、活動内容や観点はそれぞれ異なります。今回の相互加入は、こうしたメタバースに対する捉え方の差異を埋めていき、各団体間の「協調」を作り出す動きになると見込まれます。
Mogura VR Newsでは5月に、Metaverse Japan、日本デジタル空間経済連盟、バーチャルライツも含めた、メタバース関連団体への質問状を送付・回答を得ています。下記のページから、各団体の方針や注力ポイントについても確認できます。
(参考)プレスリリース