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活用事例 2022.06.16

カリブ海の島国バハマでメタバース内教育がスタート、2024年に国全体での展開目指す

カリブ海の多くの島からなるバハマで、国全体をカバーする「メタバース内教育」が始動します。目的は、地理的制約を乗り越え教育の平等を実現することです。

島国で教育の平等を実現

このプロジェクトは、教育機関にAR/VRコンテンツを提供するVictoryXRの協力のもと実施。同国で教育などを担当する国務大臣のZane Lightbourne氏によれば、「メタキャンパス」による教育をWeb3.0技術を用いて提供する計画です。教育の平等という課題に取り組むため「国全体へメタバース内教育を展開する世界初の国」を目指します。

まず2022年夏に複数の島でプログラムを開始し、同年秋に対象範囲を拡大する方針です。
国全体への展開は、2024年を予定しています。VictoryXRが構築するメタバース内のキャンパスは、VR教育プラットフォーム「ENGAGE」がベースです。プログラムに参加する9-12歳の生徒には、VRヘッドセットMeta Quest 2やインターネット環境が提供されるとのこと。

Lightbourne氏はプロジェクトの背景について「全ての学校にエンジニアリングの教師を配置することはできません。しかしメタバースキャンパスであれば、エンジニアリングに興味のある生徒を全て集め、授業を受けさせることも可能です。こうすれば、平等な教育の機会を与えるために、地理的制約を考えずに済みます」と説明しました。

(参考)AuganixVictoryXR


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