メディア工房は4月2日、中国のVRデバイス開発企業、北京凌宇智控科技有限公司(LYRobotix Co., Ltd)と業務提携を行いました。
契約の対象はLYRobotix社が開発・製造しているVRコントローラー端末「NOLO」の日本における販売総代理権、および同社が運営するVRコンテンツプラットフォーム「NOLO HOME」の、日本における運営権です。
同社の株価に関して2日の終値は545円ですが、本業務提携が発表された後、同日の13時ごろには一時ストップ高(604円)となりました。
VR領域に着手、コンテンツ拡充ねらう
LYRobotix社は2017年1月、KickstarterにてNOLOに関するクラウドファンディングを行い、わずか8時間で目標の5万ドルを達成したことで注目を集めました。
NOLOの特徴は、マーカーを装着してどこか手近な場所にベースステーションを置くだけで、スマートフォン(スマホ)を利用したVRでも、自由に歩き回ることのできる「ルームスケール」が実現することにあります。
LYRobotix社は、2018 年2月にはNOLO対応コンテンツを集めたプラットフォーム「NOLO HOME」のβ版を発表、2018年夏頃を目途に正式リリースを予定しています。メディア工房は本業務提携を通じて、日本におけるVRコンテンツの拡充を進めていくとのことです。
メディア工房は2017年7月にも中国のデバイス開発企業、小派科技(上海)有限責任公司(Pimax Technology)と業務提携契約を締結しています。
提携先概要
名称 |
北京凌宇智控科技有限公司(LYRobotix Co., Ltd) |
所在地 |
北京市海淀区西小路口 66 号中関村東昇科技園·北領地 |
代表者氏名 |
張道寧 |
事業内容 |
VR コントローラー端末の開発、VR プラットフォーム運営 |
資本金 |
1,470,600元 |
設立年月日 |
2015年4月20日 |
Webサイト |
https://www.nolovr.com/ |
(参考) 株式会社メディア工房 プレスリリース