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業界動向 2024.12.19

デジタルヒューマンによる多言語AIガイド 国内XR企業2社が共同開発 2025年春提供を目指す

大阪を拠点とするMeta Osakaと3Dコンテンツのリアルタイムストリーミング技術を開発するMawariは、次世代AIガイドの共同開発を発表しました。本ガイドはリアルタイムで多言語対応可能なデジタルヒューマンによる自動応答型のサービス。2025年春の提供予定を目指します。

株式会社Meta Osakaは2023年9月に設立。「大阪を『世界一おもろい都市(まち)』にする」というビジョンを掲げ、メタバースやデジタルコンテンツ開発や、地方自治体や地域の課題解決や経済活性化のためのコンサルティング業務等の事業に取り組む企業です。なんばパーク内の「eスタジアムなんば本店」の「メタバースサロン」の運営や、全国で4万人を動員した「こども万博」の主催など、デジタル技術を活用したイベント企画・運営に実績があります。

株式会社Mawariは2017年に設立されたXR技術のスタートアップで、空間コンピューティングに特化した分散型コンテンツ配信ネットワークを開発しています。2017年に設立、日本人と世界中のメンバーによるグローバル組織です。これまでにKDDIやBMWなど40社以上のグローバル企業に技術が採用され、3つの特許を取得、さらに11件の特許を申請中です。

今回、Meta OsakaとMawariが共同開発を発表したのは、Mawariの高解像度3Dコンテンツストリーミング技術と分散型インフラ「Mawari Network」を活用し、リアルタイムで多言語対応可能なデジタルヒューマンによる自動応答型AIガイドです。

2025年春以降には「eスタジアムなんば本店」のメタバースサロンとEXPO2025大阪・関西万博でデモンストレーションを予定しており、将来的には交通機関、商業施設、観光スポットでの導入を目標としています。特に、EXPO2025大阪・関西万博によるインバウンド効果が見込まれる関西エリアを中心に、国内外の観光客や利用者に向けた施設案内や観光ガイドでの活用を見込んでいるとのことです。

(参考)プレスリリース


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