2022年6月30日、SLAM技術で知られるKudan株式会社は、新規事業となる「Kudanソリューション」の展開を発表しました。パートナー企業と連携し、ロボティクスや測量、デジタルツイン生成等のソリューションを構築・提供します。
ロボティクスやモビリティ等の基盤となる技術を開発
Kudanは2011年創業。2014年には「Kudan株式会社」を設立、本拠地を東京に移しています。Kudanはセンサー等による自己位置推定と環境マップ作成を行うSLAM(Simultaneous Localization and Mapping)技術を開発、製品・機器に組み込んで商用化を行うための支援とライセンス提供を行っています。
SLAMはロボットの自律制御、ナビゲーション、そしてモバイル端末によるARの実現に必要な3次元位置推定を行う画像認識技術。デバイスが空間・立体把握をする上で最も重要な技術のひとつとされています。
パートナー企業と連携しプロダクトとして実装・提供
Kudanソリューションは、人工知覚・SLAM技術を導入した複数の製品同士を互いに同期させ、製品用途拡大に向けた様々なソリューション・プラットフォームの実現を支援するための事業となります。
具体的には複数種類のロボットが同じ空間で自己位置推定を行い、高度な運用を実現するロボットプラットフォームや、産業や公共分野でのメンテナンスやシミュレーションの効率化を実現するデジタルツイン、仮想空間のシミュレーションと現実世界での運用とを融合させるメタバースなどの実現を支援する予定です。
Kudanはこれら全体を統合したプラットフォームの構築を推進、またソリューション・プラットフォームの拡大によって、中長期におけるライセンス収入の飛躍的な拡大を目指します。
(参考)プレスリリース