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3Dモデル活用 2017.07.25

VRで未完成物件を自由に内覧 近鉄不動産が提供

近鉄不動産株式会社は、名古屋市にて分譲を予定している「ローレルコート滝川町ヒルズ」の販売拠点「いりなかローレルギャラリー」内において、VRプレゼンテーションを行います。

本サービスは、まだ完成していないマンションの中を、自由に歩き回ることができるというものです。2017年9月開始予定とのこと。

未完成マンションの購入を検討する際、専有部分については、これまでも、モデルルームを使用して、立体的に体感することは可能でした。しかし共用部分や周辺環境、眺望などは、パンフレットやパネルなどでしか確認することができませんでした。

そこで、同社は、マンションギャラリー内に「VR体感ルーム」を設置。専有部分である室内はもちろん、エントランスホールなど共用空間の様子、テラスからの眺望に至るまで、竣工後のリアルな様子を体感することができます。


共用部分のVR画像イメージ

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カラーセレクトVR画像切り替えイメージ(左:床色ホワイト系、右:床色ダーク系)

例えばキッチンに立っているとき、ソファに座ってくつろいでいるときなど、様々なシチュエーションを想定することも可能とのこと。入居後の暮らしをイメージしながら、マンション内のどこでも、360度体感することができます。

床材、壁材、扉面材などのカラーもワンタッチで切り替え可能なため、気軽に検討することができます。また、モデルルームのスクラップアンドビルドを行わないため、環境負荷の軽減にもつながります。

不動産・建築領域で活用されるVR

不動産領域でのVR活用事例はこれまでにも存在しています。VR新築見学システム「SHOWRISE」は、既存の建物の内覧ではなく、まだ現地に建っていない建築予定の物件と実際の風景を組み合わせた物件データを見学することができるサービスです。そのほか、多くの事例が既に登場しています。ビッグデータとVRの融合によって建築の実践が進展するとの展望もあり、今後の動向に注目していきたい領域です。

参考記事:
建築予定物件の風景予想も VR新築見学システム「SHOWRISE」不動産業界向けに提供開始
VRをビジネスに活用した不動産・建築業界向けサービス紹介
ビッグデータと VR で実現する、建築デザインの大幅な向上


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