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活用事例 2018.04.26

KDDI、AR技術活用へ 米スマートグラス企業と連携

KDDI株式会社は4月26日、AR/VR等の活用に向けて、米スマートグラスメーカーODG社とのパートナーシップ締結を発表しました。東京・新宿にて記者発表会が同日に開催されています。

スマートグラスメーカーODGとパートナーシップ締結


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記者発表会にはKDDI・商品/CS副統括本部長の山田靖久氏が登壇。同じく登壇したODG社COOのピート・ジェイムソン氏らとともに、5G(第5世代移動通信システム)の高速通信時代における新たなコミュニケーションシーンの創出に向け、日本国内におけるAR/VR技術を活用したスマートグラスの企画・開発を共同で推進します。


(写真左:ODG社COO ピート・ジェイムソン氏、写真中央:KDDI 商品/CS副統括本部長・山田靖久氏、写真右:半導体メーカーQualcommシニアディレクター ヒューゴ・スワート氏)

今回締結した包括的パートナーシップについては、ODGが開発したスマートグラス「R-9」をベースに、KDDIが国内利用に向けた対応をサポートします。

「R-9」は外部センサーが不要のインサイド・アウト方式の位置トラッキングが可能であり、クアルコム製のモバイル向けプロセッサ「Snapdragon835」が搭載されています。KDDIはR-9を日本人が着用しやすいデザインへカスタマイズし、パートナー企業との実証実験を通じて、日本国内向けのスマートグラスとしての可能性を追求するとのことです。


(発表の中で触れられたスマートグラスの活用例の1つ。火事現場において温度や人を認識するための補助データを表示する)

ODG社のスマートグラス詳細、体験レポートはこちらで紹介しています。

https://www.moguravr.com/odg-smartglasses/

https://www.moguravr.com/hololens-odg-ar-glasses/

KDDIとODG社はWi-Fi通信機能の搭載や、スマートグラスでセルラー通信を可能とするモデム機能の搭載に向けて、クアルコムと検討を進める予定です。

2018年夏にはスマートグラス利用の実証実験を実施

KDDIは、スマートグラス向けの映像サービスの提供を目指し、日本航空株式会社 (JAL) と連携、スマートグラスを利用した映像視聴に関する実証実験を実施します。

実証実験では羽田空港のJAL国際線サクララウンジ・スカイビューで、希望する乗客にスマートグラスの貸し出しを行います。乗客はスマートグラスを使い、目の前に広がる大きなスクリーンで複数種類の映像を楽しめます。

KDDIは実証実験を通じてラウンジでの新たな過ごし方の提案を行い、今後より多くのユーザーに、付加価値を体験する機会の提供を目指します。

(参考)KDDI株式会社プレスリリース


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