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活用事例 2021.09.13

KDDIら、衣服サンプル制作にバーチャルヒューマンとMRグラス活用  リードタイム・コスト削減を提案

2021年9月10日、KDDIKDDI総合研究所は、アパレル業界における商品の企画・デザイン時のサンプル制作をデジタル化する取り組みを開始しました。ドレスとマスクの3DCGを「au VISION STUDIO」のバーチャルヒューマン「coh(コウ)」が身に着け、その様子をMRグラス「NrealLight」を通して確認、目の前に実物があるかのように衣服を見ることができます。

アパレル業界のDXを支援、独自のVPS技術を活用

KDDIとKDDI総合研究所は、実物と同等の高精細な3DCGの衣服を、バーチャルヒューマンに着せて確認できるシステムを開発。KDDI総合研究所が開発したVPS(Visual Positioning System, カメラで取得した画像等から位置情報を特定するシステム)を活用し、MRグラスで実寸大の商品を確認できるようになりました。これらのシステムを導入することにより、衣服のサンプル制作におけるリードタイムの短縮やコスト削減に繋がるとのこと。

本システムは新たなライフスタイルを提案する調査・応用研究拠点「KDDI research atelier」で企業、研究機関などを対象に公開される予定。KDDIとKDDI総合研究所は、今後アパレル業界における企画、デザイン、販売・プロモーション、生産などのサプライチェーン全体のデジタルトランスフォーメーションを支援する方針です。さらにKDDIは、「今回のシステムを応用することで、スマートグラスによるバーチャルファッションショーを配信し、場所や時間の制約にとらわれることないショー体験の提供が可能」としています。

(参考)プレスリリース


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