カドカワ株式会社は、2019年3月期の第2四半期(2018年4月~2018年9月)決算を発表しました。連結売上高は約1,021億円、営業利益は約28億円です。決算説明資料ではトピックスとしてVR事業に1ページを割き、「VRエコシステム確立の主な取組み」を紹介しています。
カドカワ株式会社は、傘下に株式会社ドワンゴや株式会社KADOKAWAを収める持株会社です。セグメント別の実績ではWebサービスが対前年同期比で減収減益となるも、出版及び映像・ゲーム事業では増収増益を見せています。
VR事業については、「つくる」「集める」「遊べる」「見せる」のVTuberに必要な要素をワンストップでユーザーに提供すると掲げ、それぞれのサービスを紹介しています。
10月にリリースした、バーチャルキャラクターをスマホで簡単につくって即配信できるアプリ、「カスタムキャスト」は11日間で100万ダウンロードを達成。さらなるユーザー拡大を目指します。また「niconico」「nicocas」では「ギフト」機能で収益化を行うとします。
さらに今後は、「ギフト」や「カスタムキャスト」でのパーツ販売による都度課金収益の他、 VR事業においてサブスクリプションモデルでの収益化を開始予定だと明らかにしています。
7月には株式会社ドワンゴが株式会社インフィニットループと共に合弁会社 「株式会社バーチャルキャスト」 を設立しています。今後もVR事業についての展開が注目されます。
(参考)カドカワ株式会社決算説明資料