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インテル、無線LAN技術WiGigをVR無線化へ集中

半導体メーカーのインテルは、無線LAN規格のWiGig(Wireless Gigabit)を採用したデバイスの生産を2017年末をもって終了するとアナウンスしました。同社は今後、WiGig技術をワイヤレスVRの開発に活かすとのことです。

WiGigとは

WiGigは高速無線通信が可能な無線LAN規格で、同じ部屋などの近距離において標準WiFiよりも無線帯域幅を大幅に増やす無線マルチギガビットネットワーク規格です。60ギガヘルツ帯によって8Gbpsの速さでのデータ通信が可能になります。

しかし、WiGigは壁をはさむと通信できなかったり、伝送範囲が短距離に限られるなどの制約があり一般に普及することはなく、ノートPC用の無線ドッキングステーションや一部のWiFiルーターなどに採用されたのみでした。

無線LANの高速化は現在も進んでおり、現行で流通している無線LAN規格の802.11acよりも4倍のスループット(実効速度)が可能になる802.11axは次世代Wi-Fi技術として注目されており、対応したチップのサンプル出荷も始まっています。

WiGig技術をワイヤレスVRの開発へ応用

インテルは今後、WiGigの開発によって得た技術をワイヤレスVRの開発に活かすとのことで、同社は今年5月にはHTC Viveをワイヤレス化する『WiGigワイヤレスVRソリューション』を発表、HTCとのパートナーシップを発表しています。

インテルによるViveワイヤレス化キットは60ギガヘルツ帯で動作、7ミリ以下の遅延でPCからヘッドセット、およびヘッドセットからPCへの双方向の通信が可能です。従来のようにケーブル接続による煩わしさのないワイヤレスでのVR体験が可能となるようです。

また、HTC Viveの無線化に関してはTPCast社が開発する「ワイヤレスアダプター」も発表されており、現在同デバイスは米国とヨーロッパにて予約を受け付けています。

(参考)
Engadget / Intel focuses its WiGig efforts on wireless VR (updated)(英語)
https://www.engadget.com/2017/09/10/intel-focuses-wigig-efforts-on-wireless-vr/


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