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活用事例 2018.05.11

インテル、スポーツVR配信に新型カメラ導入 角度を変えて楽しむ技術も

インテルは、スポーツのVR配信に使うカメラのアップグレードを行いました。放送機器を扱うAltia Systems社が明らかにしたもので、これによりイベント会場側でのカメラの導入が容易になり、インテルの立体映像ライブ配信技術「True VR」による配信の増加が期待できます。

「True VR」とは

「True VR」は、多数のレンズを備えた特殊なカメラを用いて、スポーツの試合映像などを立体映像でライブ配信する技術です。これまでにMLBやNBAの試合、2018年の平昌オリンピック等の映像配信を行いました。

今回Altia Systems社の新型カメラPanaCast Liveの導入により、1セットにつき6台のカメラで撮影が可能になりました。各カメラが13メガピクセル、60fpsの画像を記録。カメラセット内でスティッチング処理を行います。カメラの導入が容易になるため、より多くのスポーツイベントで「True VR」の活躍が期待されます。

「True VR」は屋内でも屋外でも使用可能。コンテンツはライブストリーミングのほか、録画してオンデマンド配信することもできます。映像は「True VR」のアプリを使って、サムスンのGear VRやDaydream対応デバイスで視聴します。

好きな角度から楽しむ技術も

インテルは「True VR」の他にも、「True View(旧名:freeD)」という技術の開発を進めています。5K解像度のカメラ38台を使って撮影し、フル3Dの映像を編集します。視聴者は、好きな角度(実際には撮影していない箇所でも)から試合を観戦することが可能です。

スポーツ中継に関するインテルの取り組みは、こちらの記事でも紹介しています。

https://www.moguravr.com/ces-2018-intel-studio/

https://www.moguravr.com/olympic-intel-360/

https://www.moguravr.com/intel-tnt-nba-vr/

(参考)SportTechie


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