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業界動向 2020.03.25

インスタの“ARフィルター”承認手続きが一時停止

フェイスブックは、新規のARフィルターの承認手続きを停止することを発表しました。対象は同社が運営するSNSのFacebookとインスタグラム。コロナウイルスの流行によって、レビュー担当者が自宅待機に移行したためです。

記事の掲載後に方針転換

フェイスブックは当初、正社員に対しては自宅勤務を指示しつつも、(レビュワーを含む)個人請負業者にはオフィスに出社して業務にあたるよう指示していました。

しかしその後、海外メディアThe Interceptがこの問題を掲載。フェイスブックは方針を転換し、請負業者にも自宅待機を行うよう指示を出しました。発表によれば、請負業者についてはリモート作業は許可できないものの、待機期間中の報酬は支払われるとのこと。

ARフィルターの審査再開の時期について、フェイスブックは以下のようにコメントしています。

我々は、この混乱を解消し、クリエイターの皆様がARフィルターを再び公開可能になるための解決策を精力的に模索しています。しかし現状では、(承認手続き再開の時期を)明確にすることはできません。

なお、(人が操作しない)自動返信などのシステムに関しては、引き続き機能するように設定しているとフェイスブックは説明しています。

ARクリエイターにも影響か

米メディアVox Mediaは、ARフィルターの新規承認が停止されたことで、クリエイターにも影響か生じる可能性があると解説。企業などから請け負って製作したARフィルターが公開されないことで、支払いが行われなくなることを危惧しています。

(参考)Vox Media


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