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活用事例 2018.04.26

施設型VRの英企業、50万ポンドを調達 さらなる没入感向上へ

体験施設向けのVRコンテンツを手がけるイギリスのスタートアップImmotion Groupは、シリーズBで50万ポンド(約7,600万円)の資金調達を行いました。Immotionは昨年12月にも130万ポンド(約1億9,800万円)の調達を完了しています。今回の調達により、同社が手掛けるVRシネマポッド(モーションチェア)のリリースや、新たなVRコンテンツの開発を加速するとしています。

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同社のVRシネマポッドは、現在イギリス・ブリストルのVR Starや、マレーシア・ゲンティンハイランドのリゾート施設で導入されています。また同社のコンテンツは、ヨークシャー博物館で今年3月にオープンした「Yorkshire’s Jurassic World」で公開されています。

Immotionの会長を務めるMartin Higginson氏は、「当社のVRシネマポッドは、視覚、聴覚、動きを全て合わせ、ユーザーをあらゆるシーンに釘付けにします。コンテンツは自社のスタジオで制作した特別なもので、人々に現実世界を忘れさせてしまうでしょう」と話しています。

今回Immotionへの投資を行ったSure VenturesのGareth Burchell氏は、「この2年間で、VR分野には40億ポンド(約6,100億円)以上の投資がされてきました。VR市場はグローバルで活気づいており、Immotionが次の開発ステップへ進むのを支援できて嬉しく思います」とコメント。「Immotionは目覚ましい成長の可能性を持っており、人々はVRの世界に浸れる新しい体験を探しています。この環境で同社のVRシネマポッドは勢いを増しています」と話しました。

Immotionは欧米でのパートナー企業を増やしており、近日発表するとしています。

(参考)VRFocus
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