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投資 2022.10.21

VR溶接トレーニングや弱視治療のイマクリエイト、総額1.8億円の調達実施

10月20日、VR関連技術の研究・開発を行うイマクリエイト株式会社は、総額1.8億円の資金調達を実施しました。資金は、“現実のように身体を動かすことのできる”、体験性の高い技術の研究・開発に使用される予定です。


本調達はシリーズAラウンドで実施されました。東京大学協創プラットフォーム開発株式会社をリード投資家として、株式会社Monozukuri Venturesや個人投資家らが参加しています。

VRトレーニング開発が強み

イマクリエイトは2019年創業のスタートアップ。身体性を有したXRの研究開発と社会実装を目指し、「『見るVR』ではなく『するVR』」の研究・開発に取り組んでいます。

主に産業や医療分野でバーチャル技術を活用したトレーニングの開発に強みを持ち、初学者の技術習得効率を改善するVRトレーニングツールや、VRを活用した医療向けサービスを開発しています。

今後はマルチプレイを強化

今回得られた資金は、バーチャル技術の研究・開発に当てられる見通しです。第一弾の活用として、マルチプレイ機能を開発する予定とのこと。イマクリエイトが開発したこれまでのトレーニングは一人で行うものでしたが、マルチプレイ機能の実装によりVRの体験性はそのままに、同じバーチャル空間に複数人が同時に入ることが可能になります。

本調達に際し、イマクリエイト代表取締役CEOの山本彰洋氏は、「遠くない未来に、肉眼レベルのVR、MR機器がメガネのように当たり前になり、誰もがバーチャル空間だからこその様々な新しい体験をすることができるようになります。そのときを見据えながら、まずは成長が期待されるTo Bの教育・トレーニング分野で最先端の研究を社会に実装していきます」とコメントしました。

(参考)イマクリエイト株式会社プレスリリース


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