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活用事例 2021.07.09

5G・XR技術で歯科手術を支援 Holoeyesやソフトバンクら実証実験

Holoeyes株式会社は、株式会社Dental Prediction、ソフトバンク株式会社の3社は、5GやXR(VR/AR/MR)を活用した歯科手術支援の実証実験を20201年7月12日より実施します。遠隔地からVR/AR映像を通して診断や治療の指導と手術の支援を行います。

Holoeyesは医療向けXRサービスを活用した遠隔指導や手術支援ツールの提供を行う企業。Dental Predictionは3Dモデルや3Dプリンタ模型の作成などを行っています。

今回の実証実験は、5GとXR技術、3Dプリント技術を活用して、東京にいる指導医が大阪にいる若手歯科医に対して、VRやAR映像を通して診断や治療の指導と手術の支援を行います。

遠隔地から指導医が若手歯科医をサポート

実験では歯のインプラント手術の症例を扱います。東京にいる指導医と大阪にいる若手歯科医がVRデバイスなどを装着。Holoeyesの医療用画像表示サービス「Holoeyes XR」と、遠隔共有サービス「Holoeyes VS」を活用し、ソフトバンクの5GネットワークでVR・AR映像を送受信することで、指導や手術支援を行います。

まず、患者のデータを基にDental Predictionが作成した頭蓋骨の3Dモデルを使用し、手術に必要な動きをVRで共有し、診断や治療などの症例検討や解剖の手順を確認。指導医は3Dモデルを操作しながら、同じ患者の顎骨の3Dプリンティング模型を使って指導し、若手歯科医はARで表示された映像を見ながら実習を行うことで、インプラント手術の一連の流れを体験します。最終的には、東京にいる指導医はARの映像を通して、若手歯科医が行う実際の手術を支援します。

なお、Holoeyesは今回の実証実験の結果を基に、歯科クリニック向けの商用サービスとして、遠隔手術支援パッケージの構築を目指す、としています。

XRで医療現場をサポート

医療現場におけるXRは若手医師の研修や遠隔医療として活用が進んでいます。

(参考)Holoeyes株式会社 プレスリリース


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