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グーグル、視線追跡を使った新しいレンダリング技術の研究を発表

VRHMDのディスプレイ解像度は近年、高まってきていますが、これらディスプレイに最適なグラフィカルな処理は必ずしも同じ速度で高まっているとは言えません。

今回グーグルはユーザーの目の動きを追跡し、見ている中央の部分を高解像度で表示し、周囲を低解像度で表現することで、視覚的に高解像度を体験することができるようになるいくつかのテクニックを掲載しました。

従来の技術ではコンテンツの低解像度領域だけでなく、「決して解像度を落としてはいけない」領域まで解像度を落としてしまうことがしばしばありました。下の画像では左がフルバージョンのレンダリングで右側が中央のみ高解像度にする従来の技術です。

グーグルではこれら従来の手法が引き起こす問題を解決するために、Phase-Aligned Foveater RenderingとConformal Renderingの2つのテクニックを導入しました。

Phase-Aligned Foveater Rendering

この手法では、従来のジオメトリを回転させた後にアップサンプリングし、ちらつきを低減する手法です。下画像の右ではノイズが減少しているが、それでもまだ高解像度部分と低解像度部分の差がはっきりと出てしまっています。

Conformal Rendering

Conformal Renderingは人間の目が低視力から高視力へとスムーズに移行している特徴から得られた手法です。

他の手法と比べて表示されるピクセルの総数を減らすことができるだけでなく、体験者が高解像度領域と低解像度領域の明確なラインを見ることを防ぐことができます。ただし、Phase-Aligned Foveater Renderingに比べて周辺でちらつきが残ってしまう問題があります。下の図では視点周辺に近づくにつれコンテンツが高解像度になって行く様子が見れます。

今後もPCに比べてスペックが低いとされるモバイルVRの高解像度化が期待されます。

(参考)
Google Shares New Research into Foveated Rendering Techniques/ROADTOVR(英語)
https://www.roadtovr.com/google-shares-new-research-foveated-rendering-techniques/

この記事を書いた人

Jack Masaki

VRやAR、画像処理、ロボットビジョンについて研究している学生。VR、ARコンテンツに触れるだけではなく、自分でコンテンツを制作しVR、ARの面白さ、楽しさを広める活動をしている。

SNSアカウント:
Twitter:@JackMasaki

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