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活用事例 2017.05.23

グーグルがコメント「VR・AR開発チームとGoogle Glassチームは別」

グーグルのARデバイスというと2013年に登場したGoogle Glassを思い浮かべる人も多いかもしれません。しかし、2017年現在その動向は謎に包まれています。

一方、グーグルはスマートフォンに搭載できるARとしてTangoプラットフォームを開発し、Androidスマートフォンへの提供を進めています。グーグルは、TangoやVR関連の開発を行っているVR/AR開発チームはグーグルグラスの開発には携わっていないことを明らかにしました。

音沙汰のないGoogle Glass

グーグルグラスはProject Glassという名のプロジェクトの元で開発されていたメガネ型のウェアラブルデバイスです。情報を表示するほか、音声認識により写真撮影などの操作が可能です。2013年2月に開発者版の最初のモデルが発売されましたが、その後、大きな動きが見られません。

グーグルのVR/AR開発部門代表のClay Bavor氏は、米メディアRoad to VRとのインタビューにて、「TangoやDaydreamなどを手掛けているVR/AR開発チームはグーグルグラスの開発には関わっていない」ことを明らかにしました。

Clay氏は「おそらく新しいバージョンのグーグルグラスの開発をしているのだと思いますが、詳しくはわかりません。私たちVR/AR開発チームとは、異なるチームですので。」とコメントしています。

ARデバイスの最終形として眼鏡型のデバイスはカジュアルで魅力的なデバイスです。しかし、Tangoの機能などを搭載し、AR機能を強化したGoogle Glassの登場はまだ見込めないかもしれません。

AR機能を備えたスマートグラスは、Google Glass以降も各社からさまざまな製品が登場しつつあります。360度動画を記録できるORBI Primeや位置トラッキングが可能なODGのARスマートグラスR8・R9などがあります。

発売の際は話題となったGoogle Glassですが、今後の展開はあるのか、気になるところです。

(参考)
Google Confirms Glass Team is Not Working With AR/VR Team
http://www.roadtovr.com/google-confirms-glass-team-not-working-arvr-team/ (英語)

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