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開発 2020.02.18

「Google Chrome」のAR対応が強化、API拡張へ

2020年2月13日、グーグルは同社のウェブブラウザ「Google Chrome」の最新版、「Chrome 81」のベータ版を配信。AR関連のサポート拡充を含む、様々な新要素が導入されました。

「Google Chrome」は、以前からVR/ARに関連する対応を進めてきたブラウザです。「Chrome 79」では、VRゲームや360度動画といったコンテンツを含むウェブサイトを構築できる「WebXR Device API」が実装されました。

「Chrome 81」では、同ブラウザは「WebXR Hit Test API」に対応しました。このAPIは「WebXR Device API」を拡張するもの。開発者がデバイスのカメラを使用して、仮想オブジェクトを水平および垂直的(horizontal and vertical)に正しい場所に表示することを可能にします。グーグルによれば、すでに「WebXR Device API」を使用して制作を行っている開発者が、今回のアップデートによって各種仕様の“再学習”を行う必要はないとのこと。

Web NFCにも対応

ARの対応強化と同時に、「Chrome 81」は「Web NFC」をサポートします。「Web NFC」は、NFC(Near field communication:近距離無線通信)タグやオブジェクトを、NFCチップを搭載したPCやスマートフォンで読み取り可能にするAPI。海外メディアSlashGearは、現実に存在するオブジェクトと仮想オブジェクトを組み合わせるAR世界を構築するのに最適な仕組みと説明しています。

(参考)SlashGear


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