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業界動向 2022.10.31

GoogleがAIアバタープラットフォーム「Facemoji」提供元のAlterを約1億ドルで買収か

Googleがアバター技術を開発・提供するAlterを1億ドル(約147億円、2022年10月28日現在)で買収した旨が報じられました。


なお、本情報は海外メディアTechCrunchが報じたもの。あくまで本情報は「匿名筋からのリーク」であり、現時点では二社ともに買収を正式に告知していません。

非公開情報の買収、コンテンツ提供の改善と強化が狙いか

米国とチェコに本社を置くAlterは、アプリにアバターシステムを実装するためのプラットフォーム「Facemoji」としてスタートしました。「Facemoji」は、自分の顔をアバターに切り替えて写真や動画を撮影できるアプリ。各種SNSとの連携が手軽だったことからも、InstagramやTikTokを中心に多くの注目を集めました。スタートアップに際しては、Play Venturesを主導としてTwitter、Roosh Venturesなどの投資家たちが参加。シードラウンドで300万ドルの調達が報じられました。

現時点ではGoogle、Alter両社からの公表はありませんが、TechCrunchへの情報提供者は「買収自体は2ヶ月前に完了していた」と語っています。事実、Alterの一部の幹部は、2022年9月からLinkedInの所属先をGoogleに更新していました。一方、GoogleのスポークスパーソンはTechCrunchに対し買収を追認したとのことですが、買収条件についてはコメントを差し控えています。

リーク筋によると、Googleは「Alterを通して、ゲームコンテンツとTikTokにおける競争力の強化を図るつもりだ」とのこと。なお、買収に関して、AlterのCEOであるJon Slimak氏とCOOのRobin Raszka氏は、TechCrunchからのコメント要請には応じませんでした。

(参考)TechCrunch


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