1月25日、企業向けVR研修プラットフォームを運営する英国Gembaは、シリーズAラウンドで1800万ドル（約23億6000万円）を調達したと発表しました。同社は調達した資金をもとに、北米市場へのサービス展開を進める方針です。
今回の資金調達は、ニューヨークのParkway Venture Capitalがリードし、評価額は6000万ドルとなりました。Gembaは今後、プラットフォームの開発を加速し、個人や企業向けにサブスクリプションでのサービス提供を通じて、米国での事業拡大を進める見通しです。
管理職向けのVRトレーニングを提供
Gembaは、本社をロンドンに構えるスタートアップ。2013年創業のThe Leadership Networkからスピンオフする形で設立されました。異業種リーダーシップトレーニングを提供するThe Leadership Networkは、様々な企業の上級管理職にトヨタやテスラ、グーグル、BMW、アマゾンといった世界的大企業の最先端設備での実地体験を提供してきました（※競合しない企業向けに提供）。
GembaはThe Leadership Networkの全面協力のもと、VRによる「マスタークラス」を開催しています。VRによるスキルトレーニング、工場見学のシュミレーション、ライブトレーニングイベントなど、没入型のスキル伝達にも重点を置いているのが特徴で、ユーザーはVRヘッドセットを装着し、アバターとして好きな場所から参加できます。同社によると、このマスタークラスはフィリップス、ファイザー、ナイキ、デルなど、675 社を超える企業の4000人の管理職が利用しています。
（参考）Gemba Road to VR
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