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FOVEがコロプラ、鴻海(ホンハイ)、サムスンから12.3億円を調達

視線追跡型のVRヘッドマウントディスプレイ「FOVE」を開発するFOVE, Inc.は、Colopl VR Fundをリードインベスターとした総額1,100万ドル(12.3億円)の資金調達を実施したことを明らかにしました。今回のシリーズAラウンドではColopl VR Fundの他に、鴻海(ホンハイ)ベンチャーキャピタルファンド“2020”、Samsung Venture Investmentが参加しています。

FOVE

今回の資金調達について、2016年秋発売予定の製品版「FOVE」量産の加速、R&D体制の強化、視線追跡機能を活用したVRコンテンツ拡充を目的にしていると発表がされています。また、Samsung Venture Investmentは昨年6月にもFOVE, Inc.に出資をしています(出資金額は非公開)。

開発拠点が日本国内であり、創業者の小島由香CEOが数多くのメディアに取り上げられていることから、日本での知名度も高い「FOVE」ですが、海外への進出も積極的です。今年の2月にはテクノブラット社と提携し、日本と韓国の両国のネットカフェ、最大7,000店舗に「FOVE」を無償で提供する取組みが発表されています。

さらに、Colopl VR Fundは「FOVE」の前述したネットカフェへの展開も支援しています。「FOVE」の視線追跡機能を活用したコンテンツ開発会社への出資を検討していること、親会社であるコロプラが制作したVRコンテンツの「FOVE」への対応なども明らかにされています。

今回の出資に関して小島由香CEOは「一歩先のVR体験を目指す上で、コロプラ、Hon Hai、Samsungといった、これからのVR業界を支える強力な会社にご支援頂けることを非常に嬉しく思います。視線追跡技術によって、今後増えていくVRユーザー様の体験がより快適で、より感動的なものになるよう、チーム一同一層精進致します」とコメントを出しています。

海外大手メーカーから出資を受ける日本のスタートアップは非常に稀有な存在です。視線追跡機能によってVRの可能性を広げている「FOVE」が評価されていることの現われでもあるのではないでしょうか。今後、「FOVE」を使った新しい体験を届けるVRコンテンツの登場にも期待したいところです。

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