インターネットカフェ等を運営する株式会社テクノブラッドは、視線追跡可能なVRヘッドマウントディスプレイFOVEを日本と韓国両国のインターネットカフェへ無償提供し、VRコンテンツの体験プラットフォームを展開するため、パートナーシップを提携することを発表しました。
ユーザーがVRを体験する入口としてネットカフェを提供するほか、FOVEのコンテンツ開発の支援体制も整えてことを明らかにしています。
FOVEは日本人の小島由香CEOの元、世界初の視線追跡機能搭載のVRHMDです。2015年Kickstarterにて目標を達成し、現在開発中。
[wc_row][wc_column size=”one-half” position=”first”]
[/wc_column][wc_column size=”one-half” position=”last”]
[/wc_column][/wc_row]
テクノブラッドは、日本のみならず韓国でも『FOVE』を展開するため、韓国向けにネットカフェ管理ソリューションを提供していることで知られる関連会社の株式会社N Media Platformを通じて、日韓両国で『FOVE』を用いた VR コンテンツの体験プラットフォームを展開していくとのこと。「今回のこの取組により、日韓合計約 7,000 店舗のネットカフェを基盤とした月間約 2,500万人のユーザーにアプローチできる大きなVRコンテンツの体験プラットフォームを構築」していくとしています。
テクノブラッドは、日本のネットカフェ向けのコンテンツ配信プラットフォーム『プロビジョン』で、ネットカフェの90%以上、約10万台のPCにコンテンツの提供を行っています。同様にN Media Platformは韓国でコンテンツ配信プラットフォームを手掛けています。
VRHMDの課題点である、ハイスペックPC、コンテンツ配信の環境整備、スペースの必要性などを、ネットカフェでサポートすることでユーザーがVRの世界を気軽に体験できる入口「Gate」にしたいとのことからこの取り組みを『Virtual Gate Project』と呼称しています。PCのグラフィックボードメーカーであるnVIDIA, AMDなどと協力すること。またFOVE向けのコンテンツ開発を促進には、コロプラネクストの展開するColopl VR FundやTokyo VR Startupなどの日韓のベンチャーキャピタルが出資を検討することも合わせて明らかにしています。
(関連記事)
HTC、中国最大手のネットカフェと提携。ネットカフェへのHTC Vive導入を発表
(参考)
プレスリリース
http://www.technoblood.com/press/pdf/20160204.pdf