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テック 2018.10.12

フェイスブック、写真から3D画像を作成・投稿する機能追加

フェイスブックは、2Dの写真から立体感のある3D画像を作成する機能を発表しました。Facebookのニュースフィードでシェアしたり、VRヘッドセットで見たりすることができます。

デュアルレンズで撮影した2D写真を選ぶだけ

この機能は、被写体間の距離を認識し、深度と動きのある3D画像を作り出します。対応するデバイスは、デュアルレンズのスマートフォンiPhone 7+、8+、X、XSシリーズです。

3D画像を作成するには、まずポートレートモードで撮影した写真を端末に保存しておきます。Facebookで新規投稿を選び、オプションから「3D Photo」を選択。3Dにしたい画像を選ぶと、プレビュー画面で立体的な画像を確認できます。

そして通常の投稿と同じようにコメントを付けてシェアすれば、ブラウザでも楽しめる3D画像が完成します。VRヘッドセットを使う場合は、Oculus Goの「ブラウザ」やOculus RiftのFirefoxブラウザで見られます。

この機能は今後数週間で、全てのユーザーに向けてリリース予定ということです。

3D画像を作る3つのポイント

よりリアルな3D画像を撮影するために、フェイスブックは3つのポイントを紹介しています。

層を作る

3D写真は、画像データのデプスマップを利用して作られます。そのためにまず、対象から3~4フィート(約0.9~1.2メートル)離れたところから撮影するのがベストです。そして写真に動きをつけるためには、異なる距離の物が画面に入っていることが望まれます。例えば花壇の前に人が立っている、というように、奥行きのある配置が理想的です。

コントラストに留意する

被写体の色にコントラストがあると、より3Dの効果が増します。例えば壁と、その前に立つ人物の服装は異なる色の方が望ましいです。

テクスチャを利用する

質感(テクスチャ)の豊かな被写体の方が、リアルな3D画像に仕上がります。光りすぎていたり、ガラスやプラスチックのような透過性のある物は避けましょう。これらはデプスセンサーで正確に捕らえられないことがあります。

傘下にOculusを持つフェイスブック。SNSやチャットアプリでも、360度コンテンツやVR/ARに関する機能の追加を進めています。

(参考)Facebook 360 Video


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