フェイスブックは、2Dの写真から立体感のある3D画像を作成する機能を発表しました。Facebookのニュースフィードでシェアしたり、VRヘッドセットで見たりすることができます。
デュアルレンズで撮影した2D写真を選ぶだけ
この機能は、被写体間の距離を認識し、深度と動きのある3D画像を作り出します。対応するデバイスは、デュアルレンズのスマートフォンiPhone 7+、8+、X、XSシリーズです。
3D画像を作成するには、まずポートレートモードで撮影した写真を端末に保存しておきます。Facebookで新規投稿を選び、オプションから「3D Photo」を選択。3Dにしたい画像を選ぶと、プレビュー画面で立体的な画像を確認できます。
そして通常の投稿と同じようにコメントを付けてシェアすれば、ブラウザでも楽しめる3D画像が完成します。VRヘッドセットを使う場合は、Oculus Goの「ブラウザ」やOculus RiftのFirefoxブラウザで見られます。
この機能は今後数週間で、全てのユーザーに向けてリリース予定ということです。
3D画像を作る3つのポイント
よりリアルな3D画像を撮影するために、フェイスブックは3つのポイントを紹介しています。
層を作る
3D写真は、画像データのデプスマップを利用して作られます。そのためにまず、対象から3~4フィート(約0.9~1.2メートル)離れたところから撮影するのがベストです。そして写真に動きをつけるためには、異なる距離の物が画面に入っていることが望まれます。例えば花壇の前に人が立っている、というように、奥行きのある配置が理想的です。
コントラストに留意する
被写体の色にコントラストがあると、より3Dの効果が増します。例えば壁と、その前に立つ人物の服装は異なる色の方が望ましいです。
テクスチャを利用する
質感(テクスチャ)の豊かな被写体の方が、リアルな3D画像に仕上がります。光りすぎていたり、ガラスやプラスチックのような透過性のある物は避けましょう。これらはデプスセンサーで正確に捕らえられないことがあります。
傘下にOculusを持つフェイスブック。SNSやチャットアプリでも、360度コンテンツやVR/ARに関する機能の追加を進めています。