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活用事例 2019.10.03

「終活」もVRで? 販売実績好調、海外でも高い関心

人生の最期を迎えるための様々な準備や振り返りなど、「人生の終わりのための活動」としてすっかり定着した感のある「終活」。その終活に向け、埼玉県所沢市にある「所沢西武霊園」では、お墓が建った後のイメージをVRで見てもらう「VR終活」の販売手法を導入しています。

「入りたい」「公園のように訪れたい」お墓のイメージをVRで共有

「VR終活」は、自分の死後のお墓のイメージを高精細のVRで視聴しながら、「自分が入りたいお墓」「家族が訪れたいお墓」を選びます。図面や写真ではわからなかった、より具体的なイメージを家族と共有しながら、人生最後の大きな買い物を前向きに捉えることができるとのこと。

所沢西武霊園では昨年4月の販売開始からVRを活用し、暗い・怖いお墓のイメージを、明るい・楽しい公園として伝える事に成功。年間1,000区画の販売実績を上げています。

ガーデニング霊園に込めた思いを高精細VRで表現

プロモーションを手掛けるココ・プランニングは、ガーデニング霊園の美しさと、そこに込めた思いをより多くの人に伝えるためにVRの導入に踏み切ったといいます。また、VRは自宅でも見ることができるため、高齢の利用者が現地に赴く体力的、心理的なストレスを軽くしたいという思いも込められているとか。

今回のVRコンテンツを制作したジブンハウスは、VRを活用した住宅販売で300棟以上の実績があり、今回の「VR終活」では、「自分らしい生き方を願う人に最期まで豊かなライフスタイルを提案したい」と、四季の花に彩られた所沢西武霊園の様子を高精細のVRで表現しました。

VR終活がお墓選びの新たな主流に?

「VR終活」は、海外からも高い関心を集めており、すでに展開を始めています。ココ・プランニング、ジブンハウス両社は、中国の霊園業界大手企業にも技術を提供。福寿園を筆頭に、中国全土での展開も計画しています。

(参考)株式会社ジブンハウス プレスリリース


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