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業界動向 2022.11.22

ナイキが新たなプラットフォームを立ち上げ デジタルアイテムを収集・売買・制作

ナイキは、11月14日(現地時間)、新たなプラットフォーム「.Swoosh(ドットスウッシュ)」を発表しました。

同プラットフォームでは、バーチャルシューズやジャージ、アクセサリーなどのデジタルアイテムをコレクションできるほか、アイテムの制作や売買も可能です。


©︎Nike

好みのアイテムをクレジットカードで

.Swooshは、ナイキが手がけるプラットフォームです。ユーザーは、クレジットカードなどの決済手段でデジタルアイテムを購入。購入したアイテムはブロックチェーンと紐付いて管理されます。

購入したアイテムは、ゲームやメタバースの中で着用可能とのこと。物理的なシューズと交換したり、リアル開催の限定イベントに参加したりと、現実世界でも特典を受けられるといいます。

さらに、アスリートやデザイナーと直接会話するチャンスもあるようです。

1月にバーチャルコレクション発表へ

とはいえ、公開されたばかりのサイトはベータ版。何も販売されていないだけでなく、参加登録もできません。具体的にどのようなプラットフォームと連携するのかも不明です。

これに対し、ナイキは、アメリカ国内とヨーロッパの一部の国のユーザーを対象に、11月18日(現地時間)から参加登録を開始するとしています。その後、対象エリアを順次拡大していく方針です。

なお、いつ日本が対象となるのかについては、現時点で明らかになっていません。


©︎Nike

2023年1月には、初のバーチャルコレクションを発表予定。その後、デジタルアイテムの売買や取引ができるマーケットプレイスを提供します。

また、コミュニティの参加者は、ナイキが開催するイベント(コミュニティ・チャレンジ)に参加できます。詳細は不明ですが、このイベントの優勝者は、ナイキとバーチャルプロダクトを共同制作する機会と、共同制作したプロダクトのロイヤリティを得られます。

ナイキとメタバースを振り返る

ナイキは、2021年11月、オンラインゲームプラットフォーム「Roblox」と提携し、バーチャルワールド「NIKELAND」を設置。メタバースへの参入を開始しました。

続けて同年12月に、バーチャルアパレルを手がけるデザイナー集団「RTFKT(アーティファクト」を買収。2022年7月には、バーチャル上のアイテムと実在のパーカーがセットになった「RTFKT x Nike AR Genesis Hoodie」をリリースしています。



(参考)Nike Blog COMPLEX


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