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トレーニング・研修 2019.08.28

米メジャーリーグ、ドジャースがVRトレーニングを導入

アメリカのメジャーリーグ野球チーム、ロサンゼルス・ドジャース(以下ドジャーズ)が、自チームの練習にVRを活用したバッティング練習システムを導入していたことが判明しました。

相手ピッチャーを再現可能

ドジャーズに導入されたVR練習システムは、アメリカのスタートアップWIN Realityが開発しました。同社は2018年に創業された企業です。同システムのほかにスポーツ選手を対象とした分析ツールなども手がけています。

VR練習システムは、CGイメージとライブアクション映像、データ駆動モデルによって構成されています。これらの技術を組み合わせることで、ピッチングフォームや休息、リリースポイントが忠実に再現されたピッチャー(相手球団の選手など)を再現し、利用者に必要とされる練習環境を提供します。

VR練習システムの利用者は、小さなボタンが埋め込まれた専用のバットを使用。ボタンを押すことで、VR内でスイング練習を行うことができます。システムは、各投球ごとに球速や投球場所など様々な情報を表示します。利用者はこれらの情報から、投手のクセや傾向を掴むことができます。

選手の反応は様々

米メディアVRScoutによれば、ドジャーズの新人マット・ビーティー選手が、最近VR練習システムでトレーニングを行ったとのこと。ビーティー選手がニューヨーク・メッツ(以下メッツ)との試合に備えて同システムを利用した、と説明しています。メッツの投手、ノア・シンダーガード選手のデータを入力して練習したと解説しています。

2019年8月現在、ドジャーズ内でのVR練習システムの評価は分かれています。VRScoutによれば、コーリー・シーガー選手やA.J.ポロック選手が同システムを積極的に利用している一方で、その他の選手はケースバイケースの利用に留め、ビデオトレーニングを併用しているとのこと。

(参考)VRScout

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