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テック 2021.09.07

DMM VR labと東京大学が360度動画視聴について研究成果発表、手元に“ミニマップ”で見逃し不安を緩和

2021年9月6日、合同会社DMM.comのVR専門チーム「DMM VR lab」は、360°動画視聴インタフェースの新手法に関する研究成果を発表しました。今回発表された手法では、360°動画のパノラマ全景を手元に表示することで、視聴体験を損なうことなく「見逃しの不安」を低減させることができるとしています。

パノラマ全景を手元に表示、不安の低減を実現

DMM VR Labによれば、VRヘッドセット等を用いて360°動画を見る際、視聴者は「何か重要なものや面白いものを見逃してしまっているのではないか」と不安を感じるケースが存在するとのこと。本研究では360°動画のパノラマ全景を手元に表示することで、視聴体験を損なうことなく、見逃し不安を低減させる手法を提案。通常の視聴体験と比較する実験を行った結果、この手法がユーザーの見逃し不安を有意に軽減し、また提案手法により視聴体験の質が向上、プレゼンス(「実際にそこにいる感じ」のこと)に関しても、パノラマ全景有りと無しで有意な違い(プレゼンスの低下など)は見られないことが分かりました。

また、視聴時のアイトラッキングデータ及びヘッドトラッキングデータを解析。どのような場面でユーザが全景を確認するかなど、ユーザの全景の使い方に関する知見を得たとしています。こうした解析結果を元に、個人の使い方や目的に合わせた、より使いやすい360°動画視聴インタフェースを制作することが可能になるとのこと。

AR/MR関連の国際会議に採択、国内学会で口頭発表へ

今回発表された手法は、DMM VR labの研究テーマ「VRシステムの評価及び最適化手法の提案」における論文です。AR/MR分野の国際会議「IEEE ISMAR 2021」に採択され、ISMAR 2021ならびに第26回日本バーチャルリアリティ学会大会にて口頭発表される予定です。

(参考)プレスリリース


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