2021年9月7日から10日にかけて、バーチャル展示会「DXが変革するマネジメントのあり方やエンタテインメントの世界 in デジタル甲子園」が開催されます。本展示会には、自社での活用からインフラ、ソフトウェアまで幅広くDXに携わる企業が26ブース出展。参加者は3Dアバターの姿で出展企業の担当者と商談ができるほか、様々なオンラインセミナーに参加できます。
とはいえ、リアルとは勝手の異なるオンライン展示会では、そのやり取りや使い方は大きく変わるはず。この「デジタル甲子園」ではどのようなことができて、またどういった見どころがあるのでしょうか? 今回、Mogura VR Newsではこの「デジタル甲子園」の内容、および展示会への参加方法などをご紹介します。
“バーチャル阪神甲子園球場”でビジネス展示会、豪華登壇者によるセミナーも
「デジタル甲子園」は、阪神甲子園球場を3DCGで再現したオンライン会場で開催される、阪急阪神ホールディングス主催のビジネス展示会。来場者・出展者は3Dアバターの姿で会場を訪れ、オンラインでコミュニケーションや商談ができます。さらに今回は、衆議院議員・国務大臣の河野太郎氏や株式会社KADOKAWA代表取締役社長の夏野剛氏など、著名人を招いてのオンラインセミナーも行われます。
(出展企業26ブース。DXに取り組む様々な分野の企業が参加している)
また、「デジタル甲子園」への参加・入場は無料(※要参加登録)。専用のアプリをダウンロードすれば、PCでもスマートフォンでも参加でき、会期中はWebブラウザからも入場可能となる予定です。
どこからでもアクセスできる
展示会の会場は、プロ野球チーム・阪神タイガースの本拠地として知られる阪神甲子園球場をバーチャル空間で再現した「デジタル甲子園」。普段は入れないグラウンドに数々の展示ブースが設けられ、自由に行き来できます。オンラインのバーチャル空間上に再現された会場なので、もちろん日本全国どこからでもアクセスすることが可能。「リモート参加できる展示会」とも言えるでしょう。
参加するにはあらかじめ専用ソフトをインストールする必要がありますが、パソコン・スマホを問わず、主要な端末に対応しています。すでにWindowsとMac用のソフトがダウンロードできるようになっているほか、スマートフォンアプリもリリースされています。入場は無料です。
会場内はアバターで移動し、交流もできる
会場となるデジタル甲子園には、出展者も来場者も「アバター」の姿で参加します。操作はキーボードとマウスで行い、「手を挙げる」「拍手」「お辞儀」といったリアクションも可能。オンラインゲーム感覚で展示を見てまわり、他の来場者とも交流できます。操作も簡単、慣れていない人でも安心して体験できます。
他の人との交流はテキストチャットのほか、双方向の音声通話でも行えます。周囲の人には聞こえないプライベートボイスチャット機能もあるので、その場でちょっとした商談をすることも可能。ビジネス展示会ならでは「名刺交換」機能もあります。
著名人によるオンラインセミナーも多数開催
また、今回は業界の著名人を招いたオンラインセミナーも開催。昼の部を「マネジメント編」、夜の部を「エンタテインメント編」と分類して、全24講演が行われます(※一部録画セミナー)。
マネジメント編では、河野太郎氏(衆議院議員、国務大臣)、夏野剛氏(株式会社KADOKAWA代表取締役社長)、前田裕二氏(SHOWROOM株式会社代表取締役社長)、テリー伊藤氏(演出家)などが、エンタテインメント編では、神谷明氏(声優)、小嶋花梨氏(NMB48キャプテン)、せきぐちあいみ氏(VRアーティスト)などが登壇。講演の様子は、デジタル甲子園の会場内の大型スクリーンに映し出されます。
こちらのオンラインセミナーはチケット不要、誰でも会場から聴講できます。あらかじめ公式サイトでスケジュールをチェックしておき、時間になったら会場にアクセスすればOKです。
デジタル甲子園に参加するには?
デジタル甲子園には、パソコンもしくはスマートフォンの専用アプリを使ってアクセスします。まずは公式サイトにアクセスし、下の方にある「アプリダウンロード」欄で、自分の使っているPCに対応しているソフトをインストール。インストールが完了したら、「digital_koshien.exe」を起動します。
(※本記事ではWindowsの場合を想定しています)
① 「新規登録」をクリックして、会員登録する
② 登録が完了したら、「START」からログインする
③ プレイヤー名を入力し、アバターをカスタマイズする
④ 「チケット」からデジタル甲子園に参加する
現地では何ができる?
会場に入るとチュートリアルのポップアップウィンドウが表示されますので、まずはそちらを読んで、基本操作を確認しておきましょう。デジタル甲子園のグラウンドには、各企業・団体の展示ブースが立ち並んでいます。自由に歩きながら見てまわってもいいですし、目的のブースがある方は、画面下の「ブース移動」から企業・団体名を選択すれば、瞬時に移動することができます。
展示ブースではその企業・団体の資料や動画が見られるほか、その場に出展者がいればテキストやボイスで直に交流することもできます。また、展示されている資料は、クリックして拡大表示することも可能。ダウンロードしてあとでチェックしてもOKです。
(資料をクリックして表示した状態)
また、下のメニューから「カメラ」を選ぶとカメラモードになり、会場やブースを撮影して保存することができます。カメラにはズーム機能のほか、タイマー機能と自撮り機能も搭載。せっかくの阪神甲子園球場ですし、記念撮影をしておいてもいいかもしれませんね。
オンラインセミナーも要チェック!
展示ブースももちろんですが、今回のデジタル甲子園はオンラインセミナーも見逃せません。昼の部を「マネジメント編」、夜の部を「エンタテインメント編」として、公式サイトで登壇者とセミナー内容、スケジュールが公開されています。各界の著名人が勢揃いの昼の部は言うまでもありませんが、人気YouTuberやアイドル、漫画家などが登壇する夜の部も要チェックです。
【昼の部】マネジメント編
・9月7日(火)
時間 |
講演タイトル・登壇者 |
10:00〜10:30 |
「DXが目指すもの」 |
11:00〜11:30 |
「デジタルの時代 バラエティビジネス成功計画」 |
13:30〜14:00 |
「アスリート・学生支援のためのDX取組事例」 |
14:30〜15:00 |
「Amazonのイノベーション事例と舞台裏~AWSが実現するデジタルとリアルの融合とは~」 |
・9月8日(水)
時間 |
講演タイトル・登壇者 |
10:00〜10:30 |
「アフターコロナに向けて -日本企業が今取り組むべき課題-」 |
11:00〜11:30 |
「前田裕二と阪急阪神百貨店マーケティング担当者が流通DXを語る〜ライブコマースへの挑戦〜」 |
13:30〜14:00 |
「超アナログ人間がYouTubeの世界へ、片岡篤史流YouTube戦略を解き明かす」 |
14:30〜15:00 |
「少年ジャンプグループにおけるマンガ部門DX取り組み」 |
・9月9日(木)
時間 |
講演タイトル・登壇者 |
10:00〜10:30 |
「唐橋ユミが聞く! ~『ITでかなえる社会の願い』って?」 |
11:00〜11:30 |
「キリングループのデジタル活用とヘルスサイエンス領域への展開」 |
13:30〜14:00 |
「イノベーションは止まらない!〜21世紀型イノベータの役割〜」 |
14:30〜15:00 |
「デジタル甲子園の仕組みと、メタバースの未来」 |
・9月10日(金)
時間 |
講演タイトル・登壇者 |
10:00〜10:30 |
「デジタル産業革命で変わるワクワクするモビリティの未来」 |
11:00〜11:30 |
「阪急阪神と目指す、鉄道グループのビッグデータ利用への挑戦」 |
13:30〜14:00 |
「デジタルがスポーツとエンタメを変える!!~eスポーツとバーチャルリアリティーの世界~」 |
14:30〜15:00 |
「生活者インターフェース市場の拡大で求められる価値創造型DXの推進」 |
【夜の部】エンタテインメント編
・9月7日(火)アニメDay
時間 |
講演タイトル・登壇者 |
19:00〜19:30 |
「芸歴50年!神谷明が見た昭和〜平成〜令和の声優とデジタルの接点」 |
20:00〜20:30 |
「アナログとデジタルの狭間で。漫画とアニメの過去、現在、未来」 |
・9月8日(水)ユーチューバーDay
時間 |
講演タイトル・登壇者 |
19:00〜19:30 |
「人気YouTuberえっちゃんと考える!YouTubeを活用した地方創生」 |
20:00〜20:30 |
「人気野球YouTubeチャンネル『トクサンTV』に聞く!YouTuberのリアル!」 |
・9月9日(木)アイドルDay
時間 |
講演タイトル・登壇者 |
19:00〜19:30 |
「デジタル化で羽ばたくアイドル界の明るい未来」 |
20:00〜20:30 |
「乃木坂46から舞台女優への転身におけるセルフマネジメント」 |
・9月10日(金)アーティストDay
時間 |
講演タイトル・登壇者 |
19:00〜19:30 |
「松井優征が語る『デジタル技術で進化した漫画の現在』」 |
20:00〜20:30 |
「VRアートが描く、次世代エンターテイメント」 |
デジタル甲子園で、最新のDX情報・マネジメント・エンタメをチェックしよう!
さまざまな企業の展示を見られるのみならず、どこからもアクセスできて、オンラインで出展者との交流も可能。さらには著名人のセミナーも聴講できるなど、コロナ禍においては特に貴重なイベントの機会となりそうな「デジタル甲子園」。
入場無料で誰でも気軽に参加できますので、少しでも気になった方は覗いてみてはいかがでしょうか。事前登録とアプリのダウンロードは公式サイトから行えます。
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