株式会社積木製作は、新たなVR教材作成ツール「CoreBasisCreator」の提供を開始しました。本ツールは、企業による研修VRコンテンツの内製化を目的としており、これまで課題となっていた制作費の高さや納期の長さを大幅に改善することができます。安全教育をはじめとする様々な業務研修に対応可能で、企業の人材育成の効率化が期待されます。
CoreBasisCreatorは、360度カメラで撮影した動画や静止画に、補足情報やナビゲーション機能を加えることで、オリジナルのVR教材を手軽に作成できるツールです。危険箇所を学ぶトレーニングや機械操作の手順説明、施設内ツアーのような教材も、直感的な操作で作成可能です。
さらに、作成した教材は、同社が提供するVR専用配信プラットフォーム「CoreBasis(コアベーシス)」を通じて社内共有ができ、既存の安全体感VRコンテンツと同様の環境で利用することができます。今後は、動画や画像に加えて、3Dデータを活用した教材作成にも対応していく予定です。
開発元の積木製作は、2017年から「安全体感VRトレーニング」シリーズを展開してきました。このサービスは、建設業や製造業など多様な業種で活用されており、労働災害の防止を目的としたVRトレーニングを提供しています。また、トヨタ自動車向けの溶接作業VR教材、病院との協業による救命処置のVRトレーニングなど、多くの受託制作実績もある企業です。今回の新ツールは、こうしたノウハウをもとに、企業が自ら教材を制作しやすい環境を整えるべく開発されました。
CoreBasisCreatorで対応が難しい、より高度な教材が必要な場合には、積木製作が技術支援や個別開発も提供可能とのことです。
(参考)プレスリリース