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活用事例 2025.04.17

通信制高校にメタバース校舎を導入 長野の松商学園高校

松商学園高等学校は、同校の通信制課程に、メタバース上にあるバーチャル校舎を導入しました。このバーチャル校舎は株式会社Brave groupの子会社である株式会社D1-Labの開発エンジン「Brave Engine」を使って構築。また、松商学園高等学校ではオンライン学習プログラム「MEキャンパス」のカリキュラムも提供予定です。

「Brave Engine」は、バーチャル空間を構築するためのサービスです。ユーザーはアバターを操作してこの空間内を自由に移動し、他の人と交流できます。今回導入されたバーチャル校舎では、生徒たちは自宅からでも実際の学校に近い環境で、ホームルームや個別の相談を受けることが可能になります。

バーチャル校舎には「バーチャル自習室」もあります。ここでは、時間管理をサポートするタイマー機能や、チャットで質問ができるAIアシスタントが用意されています。さらに、周囲の人の存在を感じながら学習を進める仕組みで、生徒がより集中して勉強できるよう工夫されています。

松商学園高等学校では合わせて、D1-Labが教育機関向けに展開するオンライン学習プログラム「MEキャンパス」のカリキュラムを導入予定です。「MEキャンパス」は、生徒がアバターを通じてオンライン空間で学習できるサービスです。プログラムではCGモデリングや生成AIを使ったプレゼンテーション作成といった実践的なスキルを学べます。また、単に技術を習得するだけでなく、将来のキャリアを具体的にイメージできるような内容も含まれています。

「Brave Engine」の提供や、「MEキャンパス」運営を手がける株式会社D1-Labは、株式会社Brave groupの完全子会社です。Brave groupは「ぶいすぽっ!」などVTuber事業で知られていますが、XRやメタバースを含む法人向け事業の拡大も目指しており、独自のメタバースプラットフォーム構築エンジンを開発。メタバースを活用した学校「MEキャンパス」の運営や、オンライン個別指導のサービスも展開しています。

同社は今回の導入により、生徒一人ひとりに合った学習環境を提供し、地域社会に貢献する教育の場を目指しています。

(参考)プレスリリース

 


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