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活用事例 2017.09.10

昨年より加速 中国のVRヘッドセットメーカー暴風魔鏡、350万台を販売

VRヘッドセット暴風魔鏡を生産・販売する中国の暴風グループ(Baofeng Group)は、2017年の上半期の財務報告書を発表しました。

暴風グループのCEO馮鑫氏

暴風グループは、VRヘッドセットだけでなく、ビデオ再生ソフトウェア「暴風影音」、テレビ「暴風TV」、VRヘッドセット「暴風魔鏡」シリーズおよびスポーツライブ放送プラットフォーム「暴風体育」を展開しています。

VRデバイスを次々と展開する暴風魔鏡

暴風魔鏡が提供する製品としては、スマホVRヘッドセット「S1」や一体型VRヘッドセット「Matrix」などが知られています。

「S1」は2016年12月に発売されました。重さ約220g、フレネルレンズを搭載、瞳孔間距離の自動調整ができるスマートフォン向けVRゴーグルです。視野角は110度。現在、199元(約3,324円)で販売中です。

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S1(左)とMatrix(右)

Matrix」は「S1」と同時に発売された一体型VRデバイスです。3K解像度のスクリーン、Qualcomm Snapdragon 820プロセッサを搭載し、9軸コントローラで動作します。重さは230gで、視野角は110度。販売価格は2,999元(約5万円)となります。

また、2017年7月、同社は最新製品「白日梦套装」を発表しました。グーグルのDaydreamにも対応のスマホVRゴーグルです。

350万台の累計販売を達成

同社の報告書によると、2017年の上半期の営業利益は8.26億元(約138億円)で、2016年より66.89%増。そのうち、暴風魔鏡、暴風TVなどハードウェア全体での利益は5.3億元(約88.5億円)で、前年より134.47%の増加です。

暴風グループはVR市場において事業展開を続けています。2017年前半まで、暴風魔鏡シリーズ製品が約350万台の累計販売を達成しており、前年より46.08%増加しました。

また、中国最大のネット通販プラットフォーム淘宝網では、「暴風魔鏡」はVR製品カテゴリーの人気検索ワードになっています。
        
暴風魔鏡公式サイト
http://www.mojing.cn

(参考)
暴风2017上半年财报:暴风魔镜销量累计约350万台 
http://www.7tin.cn/news/96078.html

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