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Autodesk、DELL、NVIDIA 各社のVRへの取り組みとは?合同セッションレポ

9月21日~22日に「AU JAPAN 2017 The Future of Making Things ―創造の未来」と題して、Autodesk主催の様々なセッションが行われました。セッションにはVRをテーマとしたものも複数存在。本レポートではAutodesk、DELL、NVIDIAの3社による合同セッションを取り上げます。

登壇者は写真左端から、Autodesk・メディア&エンターテイメントソフトウェアデベロッパーの梅沢孝司氏。NVIDIA・Quadroのグラフィックス担当の田中秀明氏。DELL・クライアントソリューション統括本部技術担当の馬場勇輔氏。そして司会のDELL・担当技術営業部長の中島章氏です。下記にてパネルディスカッションの様子をお伝えします。

Autodesk、DELL、NVIDIA。各社のVRへの取り組み

Autodesk、DELL、NVIDIA。各社のVRへの取り組み

中島章氏(以下、中島):このショートセッションではフランクにパネルディスカッション方式で、「高解像度」および「VR」」という切り口からお話を聞いていこうと考えております。それでは馬場さん、DELLの紹介を軽くお願いします。


馬場勇輔氏(以下、馬場):今年で20周年を迎えるDELLは、記念として10月3日発売予定のタワー型とラック型を用意しております。最新のCPU、GPUを搭載することが可能です。
 
中島:実際にモノを見るための仕組みを、紹介していただけますでしょうか。

馬場:はい。出力デバイスは世界初の31.5インチ、8Kモニタ、UP3218K。特徴は8Kの解像度だけでなく、10bitのカラーベース、縁がなく見た目が良い設計となっております。価格は53万円ほどです。出力するための条件として、10bitカラーベースですので、ビデオカードが鍵になっています。
 
中島:次にNVIDIA田中さん、ご紹介お願いします。

田中秀明氏(以下、田中):我々NVIDIAでは昨年にPascalアーキテクチャを搭載したQuadroのカードをすでに出しております。実はグラフィックカードとモニターの接続にはDisplayPort 1.4という新しい規格のものが必要なんですね。これまでの1.2では出ない。Pascalアーキテクチャ搭載のグラフィックスからDELLさんの8Kモニターにも出力可能になっています。
 
中島:ありがとうございます。では梅沢さん、ソフトウェアやシステムの切り口から高解像度の注意点や良い点のお話を伺わせてください。


梅沢孝司氏(以下、梅沢):Autodeskは物を作るためのソフトウェアを提供している会社ですので、4Kコンテンツを制作するためのFlameという映像編集ツールがあります。ただみなさんが考える4Kと物を作る人が使う4Kには大きな開きがありまして、4Kの映像は旧世代の機体だと転送レートが足りなくて再生できません。ですのでFlameで4K8Kのリアルタイムでの再生や編集をするハードウェアの環境が整っていないんです。

VRの動作環境、そして利用分野など

中島:高解像度のシステム周りのお話を御三方にいただいたので、次にふたつ目のキーワード、VRという観点からお話を進めていきます。まずVRが動く環境についてDELLの馬場さんお願いします。


馬場:DELLはいち早くVRを利用するためのスペックを提唱しています。ベースとなるのはミッドレンジ以上のワークステーション。こちらはOculus RiftもVIVEも搭載認証をとっています。キーポイントとして、グラフィックカードは見る上でも動かす上でも非常に重要なポイントですね。


田中:NVIDIAでは、VR Readyという認証制度を出しております。VRのグラフィックを出すにはフレームレートが90以上ないといけない。Pascal世代よりVRを見るための機能が中にインポートされているので、Quadro P4000から可能になっています。VRは目的によって必要な性能が異なっておりまして、ビデオメモリを大きく使うパターンがあります。
 
梅沢:たとえば、建築領域での活用はビデオメモリ20ギガはないと厳しいですね。
 
田中:実はP6000から一枚で24ギガを持っています。それと今日紹介したいのがQuadro GP100。これはメモリの速度が従来よりもかなり速い。なおかつNVLinkを使っているので16ギガの2倍の32ギガ使えます。フォトリアルなVRをやっていくのに、新しいテクノロジーということでGP100とNVLinkを紹介しました。
 
梅沢:NVIDIAさんにお借りして社内で検証したんですが、P6000とGP100のベンチを見るとGP100の方がだいぶ下なんですね。でも実際にやってみるとGP100の方が速い。メモリがP6000の5倍くらい速い。VRだとP6000と遜色ないくらいのパフォーマンスが出ていました。また、Quadro P6000とN6000でもVRでの性能がぜんぜん違いますね。
 
田中:VRの性能でいうと1.8倍違います。Pascal世代からVR向けの機能が入っているので、GeForceなどのMaxell世代を使っている方は、Pascal世代に変えたほうがいいと思います。
 
中島:ありがとうございます。今まで製品寄りの話が多かったのですが、VRはここ1〜2年で応用範囲や利用範囲が拡大してきたのではと思っています。利用分野のお話を馬場さんから伺いたいと思います。


馬場:私個人としてはVRはエンターテインメントで使うものだと思っていたんですね。ところが蓋を開けてみますと、いろんなところでご利用いただいている。危険学習ですとか、観光、教育、最近特にお問い合わせをいただくのは建築土木、そして機械設計のヴィジュアライゼーション。


梅沢:Autodeskは建築、製造、メディア&エンターテインメントということで、製造系ですと作ったものをVREDを使ってVRでそのまま見ることができますし、インフラワークスですと広大な土地の3D化したデータをOculusで見られるようになっている。あとはメディア&エンターテインメントにはStingrayがあります。また制作の部分でいうと3ds Max、Mayaで作ったコンテンツをVREDやStingrayで組み立てる、という形がVRでもあると思います。
 
中島:なるほど。では馬場さん、DELLはPCとかワークステーションを開発して世に出しているだけなのか、そのあたりはいかがでしょうか。

馬場:はい。実はですね、新商品を正式に発表させていただきました。こちら、DELL VisorというVRHMDです。インタラクティブ型のセンサーを搭載しておりまして、価格帯としては400ドルから600ドル。10月より予約開始ですので、性能をお確かめください。
 
中島:今日は3社よりいろいろな切り口からご紹介をいただきました。本日は誠にありがとうございました。 

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