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投資 2020.12.15

VR会議・コラボツール企業が250万ドル調達、リモートワークで導入促進

ドイツを拠点とするスタートアップArthur Technologiesは、シードラウンドで250万ドル(約2.6億円)の資金調達を行いました。これに併せ、同社はVRコラボレーションソフトウェア「Arthur」のベータ版をリリースします。

VRコラボツール、仏メガバンク等で導入

Arthur Technologiesは2016年に創業。AR/VRのソフトウェア開発を行っています。社名を冠したVRコラボレーションツール「Arthur」は、ビジネス用途にデザインされており、バーチャル空間でミーティングを行えるほか、ホワイトボードの使用、Webブラウザの画面共有などが行なえます。

今回のベータ版リリース以前は、クローズドベータを限られたクライアントへ提供していました。フランスのメガバンクであるソシエテ・ジェネラル、世界最大の自動車メーカーの1つや世界最大のプロフェッショナルサービス企業でも利用されているということです。同社の公式サイトには、顧客として国際会計事務所のPwCや、ILO(国際労働機関)国際研修センターのロゴも掲載されています。

在宅勤務へのシフトが追い風か

今回の「オープンエクスクルーシブベータ」と称するリリースによって、より多くの企業でアプリケーションが可能になります。新型コロナウィルスの流行で在宅勤務が隆盛している今、同社のサービスは非常に有効な手立てだと言えるでしょう。
Arthur Technologiesは近く、iOS/Androidのモバイル端末向けにもリリースを計画しています。

これまでにMoguraVRで紹介している、企業向けコラボレーションツールの事例はこちらから。

(参考)Road to VR
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