スマートグラスを用いてARコンテンツを複数人で共有できる体験型コンテンツ配信サービス「PORECT(ポレクト)」が2017年9月15日より販売開始します。本サービスは、最大20台まで同時にARコンテンツを共有でき、360度カメラ「RICOH THETA」で撮影した写真や動画はそのまま共有することも可能です。
本サービスは、株式会社クレステックと株式会社システム・サイエンスが共同開発を行い、エプソン製のスマートグラス「MOVERIO」を使用して体験するものとなっています。
PORECTは、Android搭載のタブレット1台を使うことで、最大20台までのスマートグラス上のコンテンツの再生・停止を管理可能です。主に観光ガイドや伝統芸能での観劇、工場見学ツアーなどで使用が想定されています。ガイドによる音声案内にスマートグラスの映像コンテンツを付加することで、より分かりやすい解説が行えます。
また、360度カメラ「RICOH THETA」を用いることで、誰でも簡単にARコンテンツの作成が可能です。同カメラで撮影した写真や動画であれば、利用者が向いている方向の映像がスマートグラスに表示され、まるでその場にいるような疑似体験ができます。本パッケージには、PORECTのコンテンツを作成するマニュアルキットが同梱されています。
PORECTの販売価格は、1台のタブレットと3台までのスマートグラスで使用できる3ライセンスパック(定価38万円)をはじめ、5ライセンス、10ライセンス、15ライセンスをパッケージとしています。16ライセンス以上からは追加ライセンスとして別途対応とのことです。なお、すべてのライセンスパックにはソフトウェアのインストールサービスとマニュアルキットが含まれています。
パッケージの概要
・一斉配信システム(送信アプリ・受信アプリ)
<マニュアルキット>
・オペレーションマニュアル(冊子)
・かんたん動画作成ガイド(冊子)
・サンプルデータ集(CD-ROM)
動作要件
対応スマートグラス |
エプソン製 MOVERIO BT-300/350 |
対応タブレット |
Android 5.1搭載、1,280×800ピクセル、メモリ 2GB以上 |
必要ハードウェア |
ネットワーク分離機能を有するモバイルルーター |
必要ソフトウェア |
マイクロソフト パワーポイント 2013/2016 |
(参考)
CRESTEC ニュース
http://www.crestec.co.jp/news/?p=729