アップルは、米国特許商標庁(USPTO)に出願していたMRヘッドセット関連と思われる特許を、新たに2種類取得しました。
HMD Scene Camera
1つ目の特許は「HMDシーンカメラ(HMD Scene Camera)」。MRデバイスの側面、レンズの内側面に面する形で設置されます。カメラは、ユーザーの前面に位置している現実世界を撮影し、オブジェクトなどを分析。分析データは、MR使用時に、バーチャルコンテンツを適切な場所に表示することなどに使用される場合があるとのこと。
Adjustable Lens System
2つ目の特許は「アジャスタブル・レンズシステム(Adjustable Lens System)」。HMD内のセンサーやカメラが、ユーザーの目をモニタリングし、瞳孔間距離や視野角から、HMDの制御回路がレンズを調整することが示唆されています。
VR/ARデバイスを開発中か
公式発表は行われていないものの、アップルは以前から、ARグラスやVRヘッドセットの開発を進めていると噂されています。これまでにも複数の特許の出願が確認されているほか、2021年3月末には、開発者会議「WWDC2021」“予告画像”に、メガネをかけた意味深なアバターの姿がありました。
現時点では、今回取得された特許が実際のデバイス開発を意味するかは不明ですが、アップルがMRを含む、様々な研究を進めていることは確かなようです。
(参考)Patently Apple