にじさんじを運営するANYCOLOR株式会社は、2026年6月10日、2026年4月期通期決算説明資料を公開しました。通期売上高は約557億円で、前期比29.9%増となりました。営業利益は約202億円(同+23.9%)、当期純利益は約141億円(同+22.4%)です。
第4四半期の売上高は約137億円で、前年同期比2.2%減となりました。コマース領域では、にじさんじ8周年施策やにじフェス2026の事前グッズ販売などが貢献。当初見通しを上回る着地となった施策が多かったと同社は説明しています。
第4四半期からは棚卸資産の評価損計上基準を新たに導入しており、約18億円の棚卸資産評価損を計上しました。プロモーション領域では、計上時期の後ろ倒しなどにより売上高が当初見通しを下回る結果となっています。
通期のビジネス領域別では、コマースが前期比36.8%増の約381億円と最も高い伸びを示し、全社成長を牽引しました。イベントも大型公演の開催数増加を背景に、前期比44.9%増の約41億円となっています。KPI面では、FY26/4期のYouTube再生回数が62億回(前期比+17.3%)に達しました。グッズ施策数は203施策(同+6.8%)、イベント視聴チケット販売枚数は63.2万枚(同+38.6%)でした。VTuber数は9名の純増で179名となり、VTuber1名あたりの収益も前期の252百万円から311百万円へと伸びています。
2027年4月期の通期業績予想は売上高560〜600億円、営業利益180〜200億円を見込みます。VTuberの起用頻度面での規律ある運用方針や従業員増加による人件費上昇を踏まえ、利益面では前期対比で調整する見通しと説明しています。第1四半期の業績見通しは売上高156億円(前年同期比-1.1%)、営業利益57億円(同-18.8%)を想定しています。

中期目標として、2029年4月期に売上高800億円・営業利益260億円を掲げています。コンテンツ供給体制の強化や海外VTuber市場の開拓など、5つの取り組みを推進する方針です。スタジオの増床については、FY28/4期中の運用開始を目指して検討中としています。
参考
https://ssl4.eir-parts.net/doc/5032/tdnet/2833942/00.pdf




