9月17日、Cellid株式会社とSB C&S株式会社が業務提携を発表しました。Cellidは東京都港区に本社を置き、ARグラス向けのディスプレイと空間認識エンジンを開発する企業です。SB C&Sはソフトバンクグループのなかで、IT流通ビジネスを受け継いでいます。
両社によると、ARグラスは実証段階から市場投入へ移行しつつあります。国内では法人と個人の双方で利用が始まりました。普及にはデバイスの性能だけでなく、製品化から販売、導入後のサポートまでを支える体制が求められます。
提携でCellidが担うのは、リファレンスデザインの設計と提供、そして技術サポートです。広視野角のウェイブガイド、ディスプレイモジュール、光学エンジン、独自のソフトウエア技術、筐体・機構設計、開発者向けのSDKを統合しました。メーカーが個別に行う設計・検証の工程を効率化し、短期間かつ低コストでの製品化を後押しします。(※リファレンスデザイン:デバイスメーカーがARグラスを製品化するための検証用モデル。SDKはソフトウェア開発キットの略称)
一方のSB C&Sは、販売と導入の部分を受け持ちます。Cellidのリファレンスデザインを活用した製品を調達し、全国の販売パートナーを通じて販売する計画です。法人とコンシューマ双方への提案や導入支援、サポート体制の提供、マーケティング施策の企画・実行も担当します。
Cellidの代表取締役である白神賢氏は、ARグラスについて、必要な情報を現実空間に重ねて届ける次世代のコンピューティングプラットフォームになり得るとの見方を示しました。普及には技術だけでなく、製品化から販売、導入支援までをつなぐ仕組みが要るとも述べています。同社は今回の取り組みで得た知見を生かし、将来的にはグローバル市場への展開を目指すと説明しています。
SB C&Sの常務執行役員 兼 コンシューマ事業本部長を務める鈴木淳氏は、ARグラスを次世代のデバイスと位置づけました。Cellidの技術と全国の販売パートナーのネットワークを組み合わせ、幅広い顧客へ価値を届けていくとコメントしています。
両社は今後、Cellidの技術とSB C&Sの流通基盤を合わせ、ARグラスの市場投入と普及を進めます。
参考
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000069.000030718.html
