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活用事例 2017.05.22

施設型VR体験に『エイリアン』 広大な空間をチームで歩き回るコンテンツが開発中

20世紀フォックス・インタラクティブ・エンターテインメントとFoxNextは、ホラー映画『エイリアン』シリーズの世界を歩き回れるマルチプレイ・フリーロームVR体験の制作を発表しました。

広い空間をマルチプレイで歩くホラー体験

『エイリアン』シリーズは1979年から続くホラー映画で、宇宙を舞台に地球外生命体(エイリアン)の恐怖を描いています。

先日、映画最新作の『エイリアン:コヴェナント』と舞台を同じくする360度体験『ALIEN: COVENANT In Utero』がOculus RiftやHTC Vive、Gear VR向けに配信されました。エイリアンの視点からエイリアン誕生の瞬間を目撃するという至近距離の恐怖体験となっています。

そしてFoxは新たに、『エイリアン』を題材にしたマルチプレイ・フリーロームVR体験を発表しました。ゲームやVRコンテンツを開発するための20世紀フォックスの子会社FoxNextが手がけるもの。広大な空間のマルチプレーヤーVR体験を実現しているといいます。これは、「専用の触覚フィードバックとハンドトラッキングを備えたガンコントローラー」を含む2,000平方フィート(約185.8平方メートル)の空間とのことです。

さらにソルトレークシティにあるVR体験施設The VOIDのように、モーションプラットフォーム、熱、霧、そして「物理的な要素」を統合して、真に迫るVR体験を実現します。

ゲームやVRを通して新たなストーリーテリングを

FoxNextの社長であるSalil Mehta氏は次のように語ります。

「FoxNextは私たちの映画を支え、テクノロジーによって将来の物語表現を変える可能性を秘めています。リアルなインタラクションが可能にする革新的なストーリーテリングに着目し、ゲーム、VR、ロケーションベースのエンターテイメントに重点を置く部門を設立しました」

本体験は、iP2 Entertainment及びPure Imagination Studiosと協力して開発されています。現在のプロトタイプでは、iP2独自のワイヤレス技術によって接続されたGear VRヘッドセットを使用しているとのこと。また開発段階では、VRに現実空間を反映するための「容積測定技術」も用いられています。

フリーローム体験となる本作では、ついに銃を持ち映画の中のエイリアンたちと戦うことが期待できます。

(参考)
Road to VR / New ‘Alien’ Multiplayer Free-Roaming VR Experience in Development by Fox(英語)
http://www.roadtovr.com/new-alien-multiplayer-vr-experience-development-fox-next/

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