VRスタジオのSchell Gamesが、従業員の約10%を対象とするレイオフを実施しました。同社にとって創業24年で初めての人員削減です。実施後のスタッフは約125人となります。
同社はスパイをテーマにしたパズルシリーズ「I Expect You to Die」や「Among Us 3D」を手がけてきました。今回の動きは、複数の従業員が先週後半にLinkedInへ投稿したことで明らかになっています。
CEOのジェシー・シェル氏は、Good Virtual Realityに寄せた声明でレイオフを認めました。
「残念ながら、バランスを取り直す目的で10%のレイオフが必要だと判断しました。レイオフ後のスタッフは約125人です。スタジオとして24年、レイオフが必要になったのはこれが初めてでした。本当に優秀な人材を失うことになり、全員にとって非常につらいものでした。私たちは少数の大型タイトルに取り組む道を進んできましたが、今の業界の状況では、より多くの小規模なプロジェクトに取り組むほうが持続可能だと明らかになりました。それには、これまでとは異なるチーム構成が必要になります。VRは今も私たちにとって意味のある領域の一部です。現在も新しいVRタイトルを制作中で、ほかにもいくつかの企画の提案が進んでいます。かつてはヘッドセット向けのVRが業務の80%を占めていた時期もありましたが、現在は30%程度です。ロケーションベースエンターテインメント向けのインタラクティブプロジェクションなど、VRに隣接する仕事が増えています。これは今後伸びていく流れだと考えています」
シェル氏はこれまで、雇用の維持を重視する姿勢を明確にしてきました。2024年のGamesIndustry.Bizの取材では、レイオフを最終手段と位置付けています。ゲーム制作にあたって資金はリスクにさらすものの、雇用はリスクにさらさない。それは選択の問題だと語っていました。
VR中心の開発から距離を置く動きは、同社に限ったものではありません。今年に入ってからはMetaによる傘下VRスタジオの閉鎖が相次ぎ、複数のプロジェクトが中止となりました。VRゲームの資金環境そのものも変わりつつあります。
参考
https://roadtovr.com/among-us-vr-studio-schell-games-layoffs-aug-2026/
Mogura VRはRoad to VRのパートナーメディアです。
