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業界動向 2025.07.29

カナダ企業が高解像度の広域空撮画像を迅速に提供可能に XR・デジタルツインへの応用に期待

カナダの航空画像提供企業Spexiは、同社のオルソモザイクマッピング機能を大幅に強化したと発表しました。この拡張により、新たに100万エーカー超の画像収集が可能となり、リクエストから24時間以内に高解像度のオルソモザイク画像を提供できる体制が整えられました。

オルソモザイク画像とは、数百から数千枚のドローン写真を組み合わせ、歪みや縮尺を補正した空中地図のことです。通常の写真とは異なり、幾何学的に正確なため、距離の計測や対象物の特定、時間経過による変化の比較など、実用的な用途に対応できます。インフラ整備や3Dモデリング、デジタルツインの作成など、多様な分野での利用が見込まれています。

Spexiのプラットフォームは、地理空間データとドローン技術を組み合わせており、XRやデジタルツインなどへの活用に適しています。今回の機能強化によって、画像の解像度を維持しながら、より高速でより広い地域を撮影・マッピングする画像キャプチャが可能となり、3D点群モデルやガウススプラットモデルの生成も行えるようになりました。撮影を希望する顧客には、希望範囲内の空撮画像が発注より通常1日以内にオンデマンド提供されるとのことです。

提供される高解像度データは、さまざまな産業分野での活用が期待されています。

政府機関や自治体は、資本計画や資産管理、火災対策、許認可業務などに最新の地図を利用できます。保険分野では、撮影日時が記録された画像によって、損害査定の迅速化や詐欺の検出が可能になります。建設業界では、現場の遠隔監視や工程管理に役立ち、指示ミスのリスク低減にもつながります。また、空間コンピューティングや3Dモデリングを手がける企業にとっても、現実世界の再現に必要な基盤データとなります。


(Spexiの公式サイトより、オルソモザイク画像の例)

Spexiは分散型のドローンオペレーターネットワークを採用しており、有人航空機による従来の空撮と比べて、時間とコストの削減に注力してきました。結果、これまでに200都市以上で合計350万エーカーを超える画像を収集しています。

(参考)Auganix、Spexi


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