3DCGのキャラクターやアバターを作成するには、専門的な知識や機材などを必要としていましたが、近年では「VRoid Studio」や「カスタムキャスト」などを利用することで、手軽に自分好みの3Dアバターを作成できます。
また、自分の3Dアバターを投稿できる3Dアバター共有サービスも複数登場しています。3Dアバター共有サービスを利用することで、各プラットフォームやVR/ARアプリなどで3Dアバターを使用できるようになります。
本記事では、3Dアバター共有サービスの紹介や各連携サービスなどを紹介します(※利用条件などは各サイトを参照)。
目次
VRoid Hub
ニコニ立体
Vカツコネクト
THE SEED ONLINE
VRoid Hub
「VRoid Hub(ブイロイド・ハブ)」は、ピクシブ株式会社が提供する3Dキャラクターのモデルデータを投稿できるプラットフォームです。ピクシブの3Dキャラクターメイカー「VRoid Studio」や各種3Dモデリングツールで作成した、VR向けファイルフォーマット「VRM」のモデルデータを投稿することができます。
(VRoid Hubプロフィールページ(もぐらちゃん:Mogura VR News / MoguLive)
「VRoid Hub」はユーザーが作成した3Dキャラクターモデルを投稿することで、他のユーザーと共有することができます。3Dキャラクターモデルを投稿するだけで、キャラクターが動くプロフィールページを作成できたり、利用条件と共にモデルデータを配布したりなどが可能となっています。
また、VRoid Hubと連携したサービスにpixivアカウントでログインすることにより、VRoid Hub上の3Dキャラクターモデルを使って連携サービスを利用できます。SHOWROOM株式会社が提供するバーチャルキャラクターになりきってライブ配信ができるiPhone向けアプリ「SHOWROOM V」は本サービスと連携されています。VRoid Hubに投稿された3Dキャラクターモデルは、クリエイターが定めた条件のもと「SHOWROOM V」でアバターとして利用が可能です。
「SHOWROOM V」の解説記事はこちら。
ニコニ立体
「ニコニ立体」は株式会社ドワンゴが運営する3Dモデルを投稿できるサービスです。Web上で3Dモデルを鑑賞することや、ダウンロードすることができます。3Dモデルを「niconico」内の動画・静画作品と紐付けるコンテンツツリーやクリエイター奨励プログラムにも対応しています。
ニコニ立体では、VTuber(バーチャルYouTuber)の「ミライアカリ」さんや「電脳少女シロ」さん、「ときのそら」さん、「アズマリム」さん、「田中ヒメ&鈴木ヒナ」さんなども自身の3Dモデルデータを投稿しています。
Vカツコネクト
「Vカツコネクト」はVTuber支援サービス「Vカツ」を提供する株式会社シスが発表した外部連携サービスです。 コネクトSDK(SDK:ソフトウェア開発キット)を使用することにより、「Vカツ」で制作したアバターを様々なプラットフォームやサービス、アプリで利用できるようになります。
サービスの発表にあたり、配信サービス「ミラティブ」を運営する株式会社Mirrativ、および「OPENREC.tv」を運営する株式会社CyberZからの賛同を得ているとのこと。Vカツコネクトの提供開始は2019年1月中を予定しています。
「Vカツ」の解説記事はこちら。
・PC版
・スマートフォン版
THE SEED ONLINE
「THE SEED ONLINE」は、VRライブ・コミュニケーションサービス 「バーチャルキャスト」を提供する株式会社バーチャルキャストが発表した、3Dアバター・3Dデータを投稿できるプラットフォームです。
「THE SEED ONLINE」は、VR向けファイルフォーマット「VRM」で作成された3Dキャラクターや、アイテムなどの3Dデータをアップロードし、各種VRサービスや連携アプリ共通で利用できるもの。今後のアップデートで投稿されたデータは「THE SEED ONLINE」上で販売することも可能とのことです。
サービス開始時の連携は、「バーチャルキャスト」や「カスタムキャスト」、「SHOWROOM V」などでの対応が予定されています。「THE SEED ONLINE」の提供開始は2019年2月中旬を予定中です。