ステレオカメラなどの開発会社であるStereolabsは、PC向けVRヘッドセットであるOculus RiftやHTC Viveなどに装着することができる小型ステレオ深度マッピングカメラ「ZED Mini」の予約を開始しました。これを使用することで、Oculus RiftやHTC ViveをARグラスのように扱うことができるようになります。
ARの現状の問題点
スマートフォンで使えるAR機能としてアップルからARKit、グーグルからARCoreが登場しています。一方、マイクロソフトのHoloLensのようなハイエンドの没入型ARヘッドセットが消費者に届くまではまだ数年かかると考えられています。
広い視野でのAR体験のために
「ZED Mini」はVRヘッドセットに接続することが可能で、ARグラスが将来的にどのような体験を与えるのかをシミュレートすることができます。VRヘッドセットの視野でリアルタイムのトラッキングと環境マッピングを備えています。
Oculus RiftまたはHTC Viveに取り付けられるように設計された「ZED Mini」には人間のIPD(瞳孔間距離)平均に近い65mmの感覚で取り付けられた2台のカメラがあり、快適なパススルーステレオ映像をVRヘッドセットにで見ることが可能です。
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2台のカメラの視差から深度データを検出し、Stereolabs社によると、約15mまでの深度データ(奥行きのデータ)が撮影可能とのこと。
「ZED Mini」はすでに予約を開始しており、450ドル(日本円約5万円)で予約することができます。デバイスは11月に出荷を開始する予定であるとのことです。
(参考) Zed Mini Turns Rift and Vivr int an AR Headset From the Future/ROADTOVR(英語) https://www.roadtovr.com/zed-mini-turns-rift-vive-high-end-ar-dev-kit/