グーグルは、YouTubeにて新たにAR機能「AR Beauty Try-On」を発表しました。この機能は、コスメレポートを行う配信者の商品を、視聴者がARを使って試すことができるというもの。
たとえば、リップスティックの様々な色の紹介を行う配信では、視聴者は紹介されたリップスティックのカラーを自分自身の映像と重ね合わせて、ARで試用することが可能です。
2019年6月20日現在、この「AR Beauty Try-On」機能は、Youtube傘下のスタジオFameBitのチャンネルのみで使用が可能です。今回のサービス開始に伴い、有名化粧品ブランドのM・A・Cがパートナー提携しキャンペーンを開催する模様です。
Google公式ブログによると、M・A・Cは、月間20億人のアクティブユーザーへのリーチが予想され、リアルタイムでユーザー数を計測することが可能といわれています。
Framebitが配信するコスメの紹介動画では、インフルエンサーが紹介するM・A・Cのリップスティックを、視聴者が「AR Beauty Try-On」使ってリアルタイムで試すことができ、気に入った商品はタップ一つでオンラインショップへ移動することが可能になります。
グーグルは「AR Beauty Try-On」の事前テストを様々なブランドと提携し実施しており、視聴者のうち30%が実際にAR機能を使用。平均で約80秒もの間バーチャルリップスティックを試していたことが報告されています。
AR機能を使ってコスメを試しオンラインショップで購入することができるサービスは、今までにもModiface社など世界中でアプリが開発されています。YouTubeから直接ARで試せるようになったことで、ユーザーは動画を見ていて気になったコスメをすぐに試して購入することができるようになります。
(参考)
Google blog