業界動向 2018.12.31

【VR/AR/MR業界編】キーパーソン36名が語る2018年と2019年

Holoeyes株式会社COO, 東京大学先端科学技術研究センター客員研究員
杉本 真樹

Q1 2018年を振り返って、印象的だった出来事・トレンド・コンテンツ

医療・ヘルスケアでもXR事例が増えた。
患者から「VRでお願いします」と言われるようになった。

Q2 2019年はどうなりそうか、展望や自身の抱負、読者へのメッセージ

Mixed realityがさらに発展し、virtualとrealの区別が不要になる。
Holoeyes株式会社も創立3年目に入り、医療現場から海外展開へと躍進していきたい。

株式会社Synamon 代表取締役
武樋恒

Q1 2018年を振り返って、印象的だった出来事・トレンド・コンテンツ

VTuberなどtoC寄りのお話は他の人に譲り、ビジネス側の振り返りメインにしていければと思います。
不動産、建築、製造業を始め徐々に先進的な取り組みの開始や活用事例が目につく形で出てきたのが今年だと考えおり、弊社でもソリューション事業でのビジネス系事例創出に加え、手軽に使えるVRコラボレーションシステムとして『NEUTRANS BIZ』をベータ版という形で5月にローンチして以来ご契約数も二桁を超えてきており、アーリーアダプター企業を中心に本格活用に向けての動きが加速した一年だったと感じてます。

Q2 2019年はどうなりそうか、展望や自身の抱負、読者へのメッセージ

2018年の下積みを経て、VTuberのさらなる活躍規模拡大やOculus Questの発売開始などにより、各所でVR活用が大きく加速する年だと考えております。
弊社目線での抱負や展望としては、ソリューション事業にて引き続き幅広い業界においてVR活用のユースケースを創出し認知と市場の拡大を行いつつ、より手軽にVR活用を行える『NEUTRANS BIZ』の正式版ローンチを行うことで、VR活用を行うまでの難易度を下げつつVR技術が有ることが当たり前という世の中の実現に向け一つ一つ実績を積み上げていければと考えております。
そして弊社の目指す先である、SDKやプラットフォーム提供に向けスピード感を持って2019年も進めていければと考えます。

弊社事業に興味有る方や、一緒に活動したいという想いがある方がいらっしゃいましたら是非お気軽にご連絡ください!!

【福祉×VR】
登嶋健太

Q1. Vtuber!!
Q2.VR革命!!

株式会社シルバーウッド代表取締役
下河原 忠道

Q1 2018年を振り返って、印象的だった出来事・トレンド・コンテンツ

2018年はVRを活用した認知症の一人称体験「VR認知症体験会」の参加者が30,000人を突破しました。医療介護関係者はもとより、自治体、一般企業に至るまで様々なセクターから問い合わせをいただき、その勢いは日々増しています。誰の中にもある無意識の偏見をVRというテクノロジーによって想像力に変える活動は、一つの成果を出しはじめました。コンテンツのラインアップも発達障害、LGBT、世代間ギャップ、看取り推進とその領域を増やし続けており、まさにこれからの日本社会のキーワードとなる「多様性」をテーマに社会的心理環境の醸成に寄与していきたいと考えています。また、映像作品としてのクオリティも上がってきており、その評価として先進映像協会のルミエールアワードジャパン2018にて当社のVRコンテンツ3タイトルが受賞しました。認知症×VR 『丹野智文物語』特別賞受賞、LGBT×VR 『レズビアン オフィス編』優秀作品賞、ダイバーシティ×VR 『世代間ギャップ」準グランプリ受賞。

Q2 2019年はどうなりそうか、展望や自身の抱負、読者へのメッセージ

2019年のVR事業はさらに拡大する予定です。元々、市場のなかった領域に新たな市場が作り出せるかどうか勝負の年になると思います。

ソフトバンク株式会社  新規事業開発室 VR事業推進課 課長
加藤 欽一

Q1 2018年を振り返って、印象的だった出来事・トレンド・コンテンツ

大きく4つあります。スタンドアローン、ソーシャルVR、VTuber、強力IPコンテンツです。
スタンドアローンは、実用レベルが続々登場し、特にOculus Goは、価格面と使い勝手を両立していて衝撃的。ケーブルもPCも不要で安く、今年No.1の出来事です。
同じくFacebookの仕掛けですが、VR空間でのコミュニケーションがいかに別次元で、そして快適かを証明した、Oculus Rooms/Venuesも印象的。そして、流行語にも選ばれたVTuberは、世界的トレンドを日本カルチャーが生み出しました。コンテンツ面では、ドラクエVRやKDDIとソフトバンクが実施したプロ野球配信など、いよいよこれはやりたい!と思うものが出てきたと思います。

Q2 2019年はどうなりそうか、展望や自身の抱負、読者へのメッセージ

2018年は、ホークス、フジロック、RIZINなど、数多くのコンテンツ配信をし「VRならではの体験」が見えてきました。2019年は、このような体験を多くの方へ手軽に体験いただけるように環境を整えていきます。さらに、5G技術を活かして体験をアップデートさせていきます。ご期待ください!

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