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テック 2016.11.25

Win10のAR/VRインターフェース、要求スペックは意外と低めか

マイクロソフト社は、Windows10のインサイダー向けビルド14971の中で、AR/VR向けインターフェースの仕様要求をPCが満たしているかを確認するためのアプリ『Windows Holographic First Run』を配信しました。

AR/VR向けインターフェースの要求スペックは意外と低めか

『Windows Holographic First Run』は、2016年11月17日にリリースされたWindows10の最新ビルドに含まれているアプリです。同アプリを起動すると、Windows10のAR/VRデバイス向けインターフェースである「Windows Holographic Shell」の仕様要求を確認することができます。

Windows Holographic Shellについてマイクロソフト社は、「幅広い範囲でxyz軸の位置と傾きの制御が可能なVRヘッドセットをサポートする」としており、Oculus RiftやHTC Vive、そして11月に新しく発表された同社のヘッドセットも対応すると考えられます。

Windows Holographic要求スペック確認画面

同アプリを起動して確認できた内容によると、要求スペックは以下の通りとなっており、これを満たせば大部分のエクスペリエンスは楽しめるとのこと。

・RAMが4GB以上あること

・USB3.0をサポートしていること

・十分なディスク空き容量を確保していること

・ビデオカードがDirectX12をサポートしていること

・CPUが4コア以上あること

これらの要求スペックは2009年のAMD Anthlon IIシリーズほどの、現行機と比べて比較的低いスペックのPCでも動作可能であることを表しています。

あくまで”要求仕様の確認”を表したもの

しかしアプリの画面に記載されている数値はあくまで”要求仕様の確認”であり、実際にVRデバイスなどを接続しても認識しません。HTC ViveやOculus Riftなどの高価なVRデバイスによっては、動作環境が変わることも考えられます。また、AR/VR両方で使用するための最低スペックであるかどうかは明記されておたず不明です。

また、来年のWindows10アップデートにて提供される正式版では仕様要求が更新されるかもしれません。Windows Holographic Shellについては今後も情報を確認していく必要があります。

(参考)

Minimum Specs for Microsoft’s Windows 10 AR/VR Interface Are Impressively Low(英語)

http://www.roadtovr.com/windows-10-holographic-minimum-specs-low-microsoft/

※Mogura VRはRoad to VRとパートナーシップを結んでいます。


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