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企業動向 2024.10.03

マイクロソフトのVR規格「Windows MR」サポート終了へ Windows11のアップデートで利用不可に

マイクロソフトが「Windows Mixed Reality(Windows MR)」のサポートを終了しました。2017年から展開していたVRヘッドセット「Windows Mixed Reality Headset」は、最新のWindows 11では機能しなくなります。マイクロソフトは今後、各種MRソリューション、インフラサービスなどに注力していくと見られています。

「Windows Mixed Reality(Windows MR)」は、2017年に展開が始まったVRヘッドセット、およびそれらを動作させるための一連のシステムです。「Mixed Reality(複合現実)」という言葉が使われていますが、実際にはVR専用のシステムでした。Windows MR対応ヘッドセットは、SteamVRのコンテンツを利用することができ、PC向けVRプラットフォームの1つとして位置づけられていました。

登場したときのWindows MRの特徴は、ヘッドセットとコントローラーの両方に対して、外部センサーを必要としない「インサイドアウト」方式の位置トラッキングを採用していたことです。これは、当時の「Oculus Rift」や「HTC Vive」が外部センサーを必要としていたのと比べ、セットアップが簡単で使いやすいという利点がありました。

しかし、Windows MRヘッドセットは市場で大きな成功を収めることができませんでした。2019年にSteamVRの利用統計で約10%のシェアを獲得したものの、その後徐々に減少し、2023年8月時点では約3.5%まで落ち込んでいました。その後、Oculus Questをはじめとする一体型VRヘッドセットが市場で一気に普及し、PC接続も可能なことでPC接続専用のデバイスとしてなかなか存在感を発揮することができませんでした。

マイクロソフトは2023年12月、Windows MRをWindows 11の非推奨機能リストに追加しました。そして予告通り、Windows 11のアップデートをもって、Windows MRの機能が完全に削除されました。Windows MRヘッドセットはSteamVRを含むどのプラットフォームでも使用できなくなります。

ただし、マイクロソフトは現行のWindows 11(バージョン23H2)を使い続ける場合、2026年11月までは既存のWindows MRデバイスがSteamを通じて動作し続けると説明しています。つまり、Windows 11 24H2にアップグレードしなければ、まだしばらくは使用可能ということになります。

マイクロソフトはXR/メタバース分野への投資を継続すると表明しています。同社は最近、MRヘッドセット「HoloLens 2」の生産を終了したものの、2027年までソフトウェアサポートを続けると発表しました。また、Metaとの長期的な戦略的パートナーシップにも注力しています。

(参考)UploadVR

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