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投資 2025.05.15

ワコム、医療VRのHoloeyesの株式を一部取得 医療現場で「空間に書く」技術開発へ

ワコムは5月9日、医療用画像処理ソフト「Holoeyes MD」を開発するHoloeyes株式会社の株式を取得すると発表しました。今回の動きは、医療分野への事業展開を加速させる狙いによるものです。ワコムは2020年から空間で利用できるペン型デバイス「Wacom VR Pen」を展開しており、両社の技術を組み合わせた新たな医療ワークフローの共創を目指します。

Holoeyesは2016年10月に設立され、医用画像と医療知見を空間的に再現・共有することを目的とした技術開発に取り組んでいます。同社の主力製品はCTやMRIなどの医用画像を3Dモデル化するソフトで、2020年2月に医療機器認証を取得しました。外科系医師や歯科医師、医療機器・製薬企業、教育機関などで利用され、約200の診療科で試験導入が進んでいます。

2024年12月にはApple Vision Pro対応版がリリースされ、パススルー機能を活かして手術中の3Dモデル表示が可能となりました。

ワコムはデジタルペンとインク技術に特化したハードウェアメーカーです。「デジタルで描く・書く」体験を提供し、「ライフロングインク」のビジョンを掲げています。2018年からVR空間で使用可能なペン型デバイスの開発に取り組み、2020年12月に製品版を発表しました。このデバイスはVRヘッドセットとの連携が前提で、筆圧検知機能を備えています。

今回、ワコムはHoloeyesの株式の一部を9,760万円で取得しました。株式譲渡の実行日は2025年5月30日とされています。

今後は、ワコムの新中期経営計画「Wacom Chapter 4」の注力領域に則り、医療現場での「インク体験」を共創する取り組みが進められます。

(参考)株式会社ワコム


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