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業界動向 2019.06.14

中国最大規模のVRコミュニティがアワード開催、作品募集をスタート

中国最大規模のVR開発者コミュニティVRCOREが、VR/AR作品を対象とするコンテスト「VRCORE Awards」の作品公募を開始しました。今回で開催は第4回目。募集期間は2019年5月13日から2019年8月31日まで、VRCOREの公式サイトから応募可能です。

作品は、ハードウェアや開発ツール、ジャンルなど問わず世界各国どこからでも応募が可能です。条件は「他のVRコンテストにて未発表」かつ「作品の全権限は応募者が保有していること」。9月から10月にかけて審査が行われ、11月に授賞式が開催される予定となっています。

過去には日本企業もノミネート、中国市場開拓の機会か

2016年から毎年開催されている「VRCORE Awards」は、過去3年間で、20か国800件の応募の中から合計39作品が43のアワードを受賞しています。受賞作のジャンルはさまざまで、ゲームや映画、教育、医療、不動産、美術館と多岐に渡ります。

2018年11月に開催された「2018 VR Awards」では、全世界から254作品の応募の中から全18部門の賞が発表されました。日本の小麦株式会社の「VR美術館」もノミネート作品に選ばれています。最優秀賞には、ネズミのQuillが冒険する謎解きアドベンチャー「Moss」が受賞しました。最優秀ゲーム賞には、「荒野行動」のNetEaseが手がけるオープンワールドRPG「Nostos」が受賞しています。

授賞式には中国マーケットで活躍する業界団体、コンテンツプラットフォームやハードウェア開発企業が招待されます。アワードノミネート作品や受賞者は中国市場の開拓となる大きな機会になるといえるでしょう。

(参考)VRCORE


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