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あの大ヒットスマホゲームの開発会社も受賞 中国2018 VRCORE Awards

11月24日、中国のVR開発者コミュニティー「VRCORE」が世界中のVR/AR作品を対象とした「2018 VRCORE Awards」を開催しました。2016年の第1回開催から3回目となる「2018 VRCORE Awards」には、中国国内から196作品、中国国外から58作品となる全世界から254作品が集まった規模となりました。また、アワードノミネート作品の中には日本の小麦株式会社の『VR美術館』も選ばれています。

「2018 VRCORE Awards」では、全18部門の賞が発表されました。本記事では主要5部門の受賞作品を紹介します。

ハードコア賞(最優勝賞)『Moss』

日本では馴染みの無い言い方となりますが、アワードの最優秀作品賞となるハードコア賞は、PlayStation VRでも配信されているVRゲーム『Moss』が受賞しました。『Moss』の開発会社は米国のスタートアップPolyarc Games社です。

https://www.youtube.com/watch?v=hICK8br4oV4

『Moss』はネズミの主人公Quillを第三者視点で操作する謎解きアドベンチャーゲーム。2018年リリース直後にランクインを果たすなど高い人気の作品です。そのVR作品としての完成度の高さが評価されての受賞となりました。

【PSVRレビュー】『Moss』かわいいネズミと世界を旅するVRパズルアドベンチャー | Mogura VR

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最優秀ゲーム賞『Nostos』

ゲーム部門の最優秀賞は『Nostos』が受賞しました。本作品は中国のNetEase Games社が開発中の作品。同社は日本でも『Identity V』『荒野行動』で広く知られているゲーム会社です。

https://www.youtube.com/watch?v=Jn16hBYiUkY

『Nostos』はオープンワールドのMMOゲームです。また、本作品の幻想的な世界観は日本のアニメ・ゲームからの影響を受けているとのこと。オープンワールドの大作VRゲームということもあり、その期待値の高さから受賞となりました。現在は公式サイトで事前登録を受け付けています。なお配信はクロスプラットフォームであることがアナウンスされています。

最優秀フィルム賞『BuddyVR』

VR映像の最優秀作品賞である最優秀フィルム賞は『BuddyVR』が受賞しました。本作品はインタラクティブ型のVRアニメーション作品で、視聴者はネズミの相棒の小動物の視点で作品が展開されます。韓国のRedrover社製作です。

展示で本作品を体験したところ、インタラクティブ要素がある作品といったところ。同社は長編アニメーション映画なども製作していることからも全体的に作品の質が高が高く、さらにVRならではのインタラクティブ要素が効果的に活用されているのが印象的でした(特にお互いの鼻をくっつける小動物の挨拶をHMDを通して行なう場面はバディムービーとしては効果的でした)。

最優秀イノベーション賞『HelloKitty Park AR Adventures』

中国杭州市のハローキティーパークで展開された『HelloKitty Park AR Adventures』が最優秀イノベーション賞を受賞しました。現実のアトラクションとARの体験を巧みに組み合わせたことが高く評価されました。『HelloKitty Park AR Adventures』を開発したのは中国のMirrorkey VR社です。

最優秀アプリケーション賞『OTOメンタルヘルス改善システム』

主にゲーム以外で活用されたVRコンテンツを表彰する最優秀アプリケーション賞には望⾥科技社の『OTOメンタルヘルス改善システム』が選ばれました。中国ではメンタルヘルスの問題が大きくなっていることを背景に、同社の開発したシステムではVRを活用し日常生活のストレス(例えば異性とのコミュニケーションなど日常的なシーンで緊張や恐怖感を感じるストレスを含む)を軽減することを目指しているとしています。

『OTOメンタルヘルス改善システム』のVRデバイスとiPad、生体認証機器を組み合わせたシステムが、VRアプリケーションの成熟を表していると高く評価されました。

展示使用デバイスはSamsung Odysseyが目立つ

「2018 VRCORE Awards」では受賞発表の他にノミネート/スポンサー作品の展示会、有識者によるセッションなどが開かれていました。開催場所が上海の巨大なショッピングモールのような複合型施設だったこともあり、当日はVR/AR業界関係者の他に親子連れやカップル、友人同士で来られた人々なども目立ちました。

展示会で使用されたヘッドセットは中国ということもあってか、HTC VIVEとSamsung Odysseyの数が多く、逆に中国では正式展開していないためかOculus Riftは少なかったのが印象的でした。実際にカウントした結果は下記の通りです。

VRヘッドセット

使用数

Oculus Rift

3

Oculus Go (Mi VR)

2

HTC VIVE

6

VIVE Focus

3

Samsung Odyssey

8

PICO

1

Pimax

1

アワードやスポンサー、会場の規模からも中国市場の巨大さを感じるものでした。世界中のVR/ARコンテンツが集ったことからも、来年の次回開催では果たしてどのような作品が受賞するのか、また日本の作品が受賞するかなども含めて興味深いところです。

この記事を書いた人

オーツグ

VR修行中のライターです。VRの可能性の大きさにワクワクしています。「Mogura VR」では編集周りのお手伝いと360動画の狩人を担当しています。

Twitter:@oo2gu

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